コロナ禍の情勢を鑑みて決断
巨人は8日、ポスティング制度を利用してMLBの各球団と移籍交渉を進めていた菅野智之投手が、同制度の期限である米国東部時間1月7日午後5時(日本時間1月8日午前7時)を前に交渉を打ち切り、巨人でプレーすることを決意したとの連絡があったことを発表。菅野は巨人軍の契約保留選手として公示されており、球団は今後、菅野と早期に選手契約を締結する考えを示した。
菅野は球団を通じて「今回のポスティング手続きを通じて、交渉していただいたMLB球団はじめ手続に関与されたMLB関係者の皆様には深く感謝を申し上げます」とコメント。「今月1日に渡米して様々な方々から話を聞き、新型コロナウイルスの影響が深刻化する中でのMLBの今シーズンの動向を見極めた結果、今季も読売巨人軍でプレーしようという結論に至りました」とコロナ禍の情勢を鑑みた結果であることを明かした。
また、「1年浪人して入団した経緯や私の思いを尊重し、ポスティング申請を認めていただいた読売巨人軍には感謝しています」と改めて謝辞を述べ、「原監督やチームメイトたちと日本一奪還を目指し、今シーズン後に改めて自分の夢、将来を考えたいと思っています。応援していただいているファンの皆さまのご期待に応えられるよう、リーグ優勝と日本一奪還に向けて全力を尽くします」とコメント。来季以降に再挑戦する考えも示した。