ロメロ退団の打線補強へ
楽天は9日、新外国人のルスネイ・カスティーヨ選手(33)と来季の契約に合意したと発表。背番号は「12」に決まった。
カスティーヨはキューバ出身の33歳で、2014年からMLBのボストン・レッドソックスでプレー。中堅手としてメジャーデビューを果たし、2015年は80試合に出場して打率.253(273-69)、5本塁打、29打点をマーク。メジャー通算では99試合の出場で、打率.262、7本塁打、7盗塁だった。
2020年8月に自由契約となり、今冬はメキシコのウィンターリーグに参加。マイナー3A級の通算では出場467試合で打率.294、出塁率.335、長打率.425、42本塁打、51盗塁を記録している。
楽天への入団が決まったカスティーヨは「楽天イーグルスの一員となる機会をいただいたことにとても感謝しており、日本でプレーすることを今からとても楽しみにしています。NPBは素晴らしいリーグだと聞いておりますし、何より日本の規律正しい文化が大好きです」と球団を通じてコメント。
石井一久取締役GM兼監督は「中距離打者と認識しています。長打も打てる能力はありますが、そこに依存しすぎず、チャンスメーカーとポイントゲッターとしての役割・存在感を期待しています。現在、新規入国停止でキャンプには間に合わない可能性が高いですが、来日できた時には、球団全体で彼らが早くプレーできるようにしっかりサポートしていきます」と話した。
楽天は今オフにステフェン・ロメロが退団し、打線補強が課題のひとつ。野手では12月に契約合意が発表されたブランドン・ディクソン内野手に続く助っ人補強となった。