オフシーズンに開催される“もうひとつのプロ野球”
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
10日はパシフィック・リーグのレギュラーシーズン最終戦。「ロッテ-オリックス」「日本ハム-楽天」「ソフトバンク-西武」の3試合の模様が配信された。
▼ 動画はコチラ
オリックスが2位の座を確保
この日の第1カードはロッテとオリックスの対戦。このカード2度目の登場となったオリックスのキャプテン・指宿聖也が、最終戦でその力を存分に発揮して見せる。
初回にいきなり3点を奪うと、直後に1点を返されたものの、2回には安達了一の2ランで加点。序盤で5-1とリードを広げる。
5回にも3点を加え、裏に反撃を受けるもこれはセーフティーリード。オリックスが8-3でシーズン最終戦に快勝。昨季の「ベストプロリーグプレイヤー」である指宿は終盤に来て連敗を喫したものの、この勝利で今季の成績を3勝2敗1分と勝ち越してレギュラーシーズンを終えた。
▼ オリックス・指宿聖也
チームの優勝がかかった試合で負けてしまい、
僕が優勝の可能性を消してしまっていたので、
eCSに向けてしっかり勝って
次につなげる試合にしたいと思っていました。
勝てて良かったです。
楽天が最下位脱出
第2カードは日本ハムと楽天の対戦。年が明けてから3勝2分と好調な楽天は、チームに今季初勝利をもたらしたルーキーの村上翔太で無敗の締めくくりを目指す。
初回、茂木栄五郎の犠飛で1点を先制すると、以降は追加点が奪えない状況の中、毎回安打を浴びながらもホームインを許さない決死の守り。最少リードを保って進む。
すると4回に待望の追加点が入り、そのまま逃げ切って2-0の勝利。楽天はシーズン最終戦も白星で締め、この土壇場で最下位を脱出。5位でシーズンを終えた。
▼ 楽天・村上翔太
いろいろなものがかかった試合ではあったんですが、
いつもどおりいこうと臨んで、
メンタル的にはいつもどおり戦えたかなと思います。
攻撃がチグハグで崩れそうだったんですが、
チームメイトに支えられました。
王者が最終戦を白星で締めくくる
eBASEBALLプロリーグ、今季のレギュラーシーズン最終戦はソフトバンク-西武。優勝したソフトバンクはキャプテンの加賀谷颯太が最終戦を白星で飾り、また個人としても偉業を成し遂げた。
初回に1点を失うも、直後に柳田悠岐と上林誠知の本塁打で2得点。試合をひっくり返すと、3回には甲斐拓也の適時打で加点。4回にも1点を挙げ、4-1とリードを拡大していく。
勝利目前の5回は相手の反撃を受け、4-3と1点差まで迫られたものの、最後は併殺で切り抜けて逃げ切り勝ち。優勝したソフトバンクが最終戦を飾り、キャプテンの加賀谷はこれで圧巻の個人5勝目。打率.392・本塁打11・打点28はリーグ最多で三冠王獲得と、王者が最高の形で最終戦を締めくくった。
▼ ソフトバンク・加賀谷颯太
対戦相手の毛利選手がうまくて、
いい緊張感のなかで試合ができたかなと思います。
(打撃三冠王のタイトルについて)
ありがとうございます。
この試合が優勝決定戦になる可能性もあったのですが、
個人の数字にも集中できる試合にしてくれた
チームメイトに感謝です。