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規定投球回到達者が年々減少…各球団2021年期待の”先発三本柱”は?【パ編】

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ソフトバンク・千賀滉大(C)KYODO NEWS IMAGES

全員防御率2点台!令和を代表する鷹の三本柱


 シーズンの規定投球回到達者の減少傾向が続いている。コロナ禍の昨季は過密日程だったこともあり、セ・パ両リーグを合わせ14人。現行の規定が採用された1964年以降、最少という結果に終わった。分業制が定着し、救援投手を先発させる「オープナー」等の新戦術も登場。「先発完投」は一部の投手に限られ、先発陣の充実度を表す「三本柱」というワードも聞かれなくなってきた。今回は各球団の陣容を探りながら、2021年に期待したい先発三本柱を勝手にピックアップ。今回はパ・リーグ編。※( )内は2020年の成績。

●ソフトバンク
千賀滉大(18先発、11勝6敗、防御率2.16)
石川柊太(17先発、11勝3敗、防御率2.42)
東浜巨(19先発、9勝2敗、防御率2.34)

 昨季、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振(149)の投手3冠に輝いた千賀滉大。同じく最多勝、最高勝率(.786)で2冠の石川柊太。タイトルには届かなかったものの開幕投手を務め9勝を挙げた東浜巨。いま“令和の先発三本柱”を挙げるならこの3人だろう。今年40歳になる和田毅も健在で、昨季飛躍した笠谷俊介、ファーム3冠の大竹耕太郎ら若手の突き上げもある。昨季6勝3敗、防御率2.65をマークしたムーアの残留交渉が難航しているようだが、新たに長身右腕のレイを獲得するなど投手整備に余念がない常勝軍団。昨季リリーフでチーム最多の52試合に登板した高橋礼も再び先発に転向する見込みで、今季も激しいチーム内競争が予想される。

●ロッテ
石川歩(21先発、7勝6敗、防御率4.25)
美馬学(19先発、10勝4敗、防御率3.95)
二木康太(15先発、9勝3敗、防御率3.40)

 昨季チーム最多の133回1/3を消化した石川歩、移籍1年目で2ケタ勝利を達成した美馬学、背番号18を託され自身最多の9勝を挙げた二木康太が今季も柱となる。昨季7勝を挙げ左腕エースへの期待がかかる小島和哉も軸になってほしい存在。昨年9月にトミー・ジョン手術を受けた種市篤暉は今季中の復帰が難しい状況だが、岩下大輝、中村稔弥、古谷拓郎ら他の若手も育っている。新たにドラフト1位で加わった鈴木昭汰、そして2年目を迎える佐々木朗希の動向にも注目が集まる。

●西武
髙橋光成(20先発、8勝8敗、防御率3.74)
松本航(20先発、6勝7敗、防御率4.37)
今井達也(11先発、3勝4敗、防御率6.13)

 昨季初めて規定回をクリアした髙橋光成、シーズンを通してローテーションを守った松本航、そして昨季は悔しいシーズンとなった今井達也。期待も込めドラ1トリオを選出した。もちろん、昨季6勝8敗、防御率5.22と苦しんだニールの復活にも期待。2019年に16先発で6勝を挙げた本田圭佑、オフに結婚を発表した伊藤翔、左腕エースへの期待がかかる浜屋将太らもローテーションに定着してほしいところ。NTT東日本からドラフト2位で加わった本格派左腕・佐々木健も楽しみだ。

左右のバランス良くフレッシュなオリの三本柱



●楽天
涌井秀章(20先発、11勝4敗、防御率3.60)
則本昂大(18先発、5勝7敗、防御率3.96)
岸孝之(11先発、7勝0敗、防御率3.21)

 実績なら12球団トップの三本柱だが、3人とも30歳を越えており、いつまでも頼りっきりというわけにはいかない。新エースとして期待されるのが4球団競合の末ドラフト1位で加入した早川隆久。1年目から先発ローテでフル回転し世代交代を印象づけたい。昨季終盤に非凡なゲームメイク能力を見せた瀧中瞭太、逆に序盤は良かったものの徐々に失速した弓削隼人はシーズンを通しての活躍に期待。経験豊富な塩見貴洋、辛島航、石橋良太らもローテ定着を狙う。

●日本ハム
上沢直之(15先発、8勝6敗、防御率3.06)
バーヘイゲン(18先発、8勝6敗、防御率3.22)
河野竜生(12先発、3勝5敗、防御率5.07)

 6年間で4度の規定投球回クリアを達成した有原航平がメジャーへ移籍。大ケガからの復活を遂げた上沢直之が投手陣を引っ張る。昨季18試合で12度のクオリティ・スタート(6回以上、自責点3以下)を達成したバーヘイゲンは今季もイニングイーターとして、河野竜生は2年目の飛躍に期待したい。昨季7勝を挙げ終盤は抑えとして好投した杉浦稔大は、再び抑えとして起用される可能性も。加藤貴之は今季もショート先発、ロング救援と様々な役回りを託されそうだ。さらに上原健太や吉田輝星、再び先発に転向する金子弌大、新外国人左腕のアーリン、そしてクロザー適性もあるドラフト1位の伊藤大海にも期待がかかる。

●オリックス
山本由伸(18先発、8勝4敗、防御率2.20)
田嶋大樹(20先発、4勝6敗、防御率4.05)
山岡泰輔(12先発、4勝5敗、防御率2.60)

 球界屈指のスターターに成長した山本由伸、昨季初めて規定回クリアを果たした田嶋大樹、2020年の開幕投手・山岡泰輔。3人とも25歳以下と若く、フレッシュな三本柱が低迷打破の旗印となる。昨季のドラフト1位・宮城大弥も楽しみな存在で2年目のブレイクに期待大。その他にも鈴木優、榊原翼、張奕ら伸び盛りの若手が揃う。昨季後半から先発に再転向した増井浩俊は今季も先発調整を続行。昨季14試合に先発しチーム2位の5勝を挙げた山﨑福也もローテ定着を狙う。
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