ニュース 2021.01.16. 16:09

半月後にはじまるDeNAの「センター試験」 “ポスト梶谷”の座を掴むのは…?

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DeNA・神里和毅 (C) Kyodo News

梶谷が巨人へ移籍


 11の都道府県で「緊急事態宣言」が出ている中、16日からはじまった『大学入学共通テスト』。これまで実施されていた『大学入試センター試験』に代わるもので、第1回目となる今年は約53万人が出願しているという。

 近い将来、“センター試験”というワード自体が忘れ去られる可能性もあるが、今年もこのタイミングで野球界の「センター争い」にフォーカス。中でも注目を集めるのが、レギュラー不在に加えて監督も交代となったDeNAで勃発する新たな戦いだ。

 
 DeNAのセンターと言えば、昨季は梶谷隆幸がメインで109試合に出場。リーグ2位の打率.323をマークするなど、リードオフマンとして申し分ない活躍を見せたが、その梶谷はFA権を行使して巨人への移籍が決まった。

 ポッカリと空いた「1番」と「センター」の座…。それでも、思い返せば昨年は筒香嘉智のメジャー移籍によって「4番」「左翼」に大きな穴が空いた中、アレックス・ラミレス監督に見出された佐野恵太が大ブレイク。ポジションだけでなくキャプテンの座も継承し、レギュラー1年目から首位打者に輝く活躍でチームを支えた。そして今回のケースでも、佐野に続く飛躍が期待される選手が控えている。


今度こそ不動のリードオフマンへ


 まず「1番・中堅」にそのまま入る“正統後継者”としての期待が高いのが、プロ4年目を迎える神里和毅だ。

 糸満高から中央大、社会人の日本生命を経て2017年のドラフト2位で加入した左打ちの俊足外野手。プロ1年目から86試合に出場すると、2年目の2019年は「1番」のレギュラーポジションを掴んで123試合に出場。良い形でキャリアのスタートを切った。

 しかし、昨季はオープン戦で不振に苦しみ、3カ月遅れたレギュラーシーズンの開幕も二軍で迎えることに。復帰後も代打など途中出場がメインだったが、コンディション面が安定しないタイラー・オースティンに代わって徐々にスタメン出場のチャンスを掴み、終わってみれば80試合に出場して打率はキャリア最高の.308を記録。浮上の気配も見せつつシーズンを終えている。

 苦しみながらも光を見出した経験を糧に、今季こそ不動のリードオフマンの座を手中に収めることができるか。今年の神里には大きな期待がかかる。


梶谷のような復活劇を


 神里とは対照的に、近年苦しんでいるのが桑原将志。伝統の背番号1を背負う男だ。

 福知山成美高から2011年のドラフト4位でプロ入りし、今年が節目の10年目。2017年には143試合に出場してゴールデングラブ賞に輝いた実績もあるが、ここ2年は打率1割台と打撃不振に苦しみ、一軍での出場数も72試合→34試合と徐々に減ってきている。

 思えば梶谷も、ブレイクした後にケガや不振に苦しんだ時期があり、2018年と2019年は41試合しか出場ができていない。2019年は打率も.215まで落ち込んだが、上述の通り昨季はリーグ2位の打率.323とV字回復させた。

 能力は示しているだけに、あとはキッカケひとつ…。桑原にも、梶谷と同じようなカムバック劇に期待したいところだ。


ファームからの抜擢も


 このほかにも、昨季は一軍出場ゼロという悔しさを味わいながら、ファームでは3年続けて打率3割をマークしている関根大気を筆頭に、プロ2年目になる蝦名達夫もファームでセンターを経験済み。身体能力に長けた右の大器ということで、こちらの覚醒にも夢は広がる。

 また、今季から指揮を執る三浦大輔新監督はファームからの昇格。横須賀で奮闘する関根や蝦名ら、若手たちの奮闘をその目で見てきているというのも注目のポイント。思い切った抜擢や起用があっても驚きはないだろう。

 果たして、開幕戦の「センター」を守っているのはいったい誰か…。受験生たちから約2週間遅れて2月1日からはじまる、DeNAの“センター試験”からも目が離せない。


文=尾崎直也

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