昨季は救援防御率がリーグワースト
楽天は17日、アラン・ブセニッツ投手(30)、宋家豪投手(28)と今季の選手契約を結んだことを発表した。
ブセニッツは2019年から楽天で腕を振るリリーフ右腕で、昨季は守護神・森原康平の故障離脱に伴いシーズン途中から抑えにまわり、チーム最多の18セーブを記録。46試合で防御率2.86と満身創痍のブルペンを支えた。
一方の宋家豪は2018年、2019年と2シーズン連続で40試合以上に登板するなど、ブルペンの一角を担ってきた右腕。昨季は38試合で防御率6.94と精細を欠いただけに、来日6年目を迎える今季は巻き返しを期すシーズンとなる。
昨季の楽天はリーグトップのチーム打率と得点を記録したが、投手陣が踏ん張りきれなかったこともあってBクラスへ転落。特に中継ぎ投手陣はリーグワーストの防御率4.09に終わり、ブルペン整備が今オフの課題だった。
石井一久監督が率いる新生イーグルスは、昨季加入したJ.T.シャギワとD.J.ジョンソンの退団が決定的で、先発転向を目指していた松井裕樹がクローザーに復帰する見込み。ブセニッツと宋家豪には9回へ繋ぐ救援陣の一角としてフル回転が求めらることになりそうだ。
▼ ブセニッツ投手・コメント全文
このチームに戻ってくることができてとても嬉しく思っています。
チームメイトやスタッフと再会できることを今から待ち遠しく、東北に優勝旗をもってこれるよう全員でベストを尽くします。
そして、皆さまが健康で安全に過ごしていることを私も私の家族も願っています。
近いうちにまたファンの皆さまに会えることを楽しみにしています。
▼ 宋家豪投手・コメント全文
今年も楽天イーグルスの一員になれて良かったですし、光栄です。
昨年は難しいシーズンの中、個人としても不甲斐ないシーズンとなり、悔しい気持ち、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今シーズンは、もう一度、自分の投球を考え直し、もう一度、体づくりをしっかりしていきたいと思います。
チームの勝利に貢献できるよう、全力で頑張りますので、ファンの皆さまの熱い応援で後押しをお願いします。