「戻って来られたことを非常に嬉しく思う」
オリックスは18日、加入2年目のアダム・ジョーンズ選手(35)とタイラー・ヒギンス投手(29)が来日したことを発表した。
ジョーンズはメジャー通算1939安打・282本塁打の実績を誇るアメリカのスター選手で、昨季からオリックスに電撃加入。大きな期待がかかったが、はじめての異国の地での戦いに加え、新型コロナウイルスという見えない敵の登場もあって、シーズン序盤は打撃不振に苦しむシーンも。まずい守備も目につき、9月にはラインナップから名前が外れることもあったが、最終的には87試合の出場で打率.258、12本塁打の成績で来日1年目を終えた。
当初の苦しみを思えば数字をまとめた感もあるが、やはり開幕前の期待を考えると、どうしても物足りなさは否めない。今季こそ、吉田正尚とともに打線の核となることが期待される。自身も「今年は2年目なので、準備の段階からやるべきことが分かっています。昨年より良いシーズンを過ごさなければいけないし、私はそのための準備をするということだけ」とコメントしているように、今年は言い訳ができない“勝負の年”。メジャーのスーパースターの真価が問われる。
一方のヒギンスはメジャーでの実績はなく、外国人枠の兼ね合いもあって開幕は二軍でスタートしたものの、6月27日に一軍昇格を果たすと、7月は11試合に登板して防御率0.82と圧巻の投球を披露。一躍、ブルペンの中心的存在となった。
10月は少し数字を落としたものの、それでも41試合の登板で3勝3敗19ホールド、防御率2.40という好成績。先日、契約の更新が伝えられた際には、オリックスファンから喜びの声もあがった。
2020年に築いた信頼を確固たるものとし、ブルペンの柱としてさらなる飛躍を…。ヒギンスの新たな戦いにも注目だ。
コメント
▼ タイラー・ヒギンス
バファローズに戻って来られたことを
非常に嬉しく思いますし、
春季キャンプが始まること、
コーチ陣やチームメイトに再会できることを
とても楽しみにしています。
今年もまた優勝を目指すチームの一員として、
必死に戦います。
▼ アダム・ジョーンズ
また来日できて本当に嬉しく思います。
今年は2年目なので、準備の段階からやるべきことが分かっています。
昨年より良いシーズンを過ごさなければいけないし、
私はそのための準備をするということだけです。
素晴らしい一年にできるようにがんばります。
繰り返しになりますが、
また来日できて本当に興奮しています。