新人2選手が一軍スタート
西武は18日、一・二軍の首脳陣が参加する全体会議を行い、ドラフト4位の若林楽人選手(22=駒澤大)と、同6位のタイシンガーブランドン大河選手(22=東農大北海道オホーツク)が春季キャンプのA班(一軍)スタートとなることを決めた。
新人合同自主トレに参加している若林は同日のオンライン会見にて、「怪我なく、体も順調にプラスにいい方向になっていると思うので、充実していると思います」とここまでの調整ぶりを振り返り、「走攻守すべてにおいて感覚を戻して、なおかつ成長できるようにしていきたい」と2月1日のキャンプインへ向けた展望を話していた。
三拍子揃った期待の若獅子は50メートル5秒8の俊足がアピールポイントの一つだが、「足が速い選手はパ・リーグにめちゃくちゃいっぱいいる。50メートル走の勝負ではない。そこに技術だったりがたくさん詰まっていると思うので、“走塁”で負けないようにしたいです」と語るなど、スピードに対するこだわりを滲ませる。
2度の盗塁王と通算209盗塁を誇る金子侑司は絶好のお手本。「(一緒に練習する機会があれば)話を聞いてみたい気持ちはありますが、まずは金子さんのプレーを見て、感じたいです」と共演に期待を寄せた。
A班キャンプへの参加は「自分にとってより吸収できることが多いのではないかと思います」と若林。初めてのキャンプでは周囲からプロのスキルを習得しつつ、「(これまで)やってきたことが監督コーチやスタッフの評価になると思うので、アピールするというよりは自分のできることを常にやるかたちでやっていきたい」と、あくまで等身大で臨む姿勢を示した。