肩の状態を鑑みての決定
西武の全体会議が18日に行われ、辻発彦監督をはじめとする球団首脳陣やチームスタッフが出席。2月1日からはじまる春季キャンプメンバーの振り分けなどが話し合われた。
会議終了後、取材に応じた辻監督がA班(一軍)に帯同させる予定の新人選手を明言。ドラフト4位指名の外野手・若林楽人選手(駒大)とドラフト6位指名の内野手・タイシンガー・ブランドン大河選手(東京農業大学北海道オホーツク)の大卒野手2名を南郷キャップに参加させることを明かした。
その一方で、ドラフト1位の渡部健人選手(桐蔭横浜大)や同2位の左腕・佐々木健投手(NTT東日本)といった上位指名選手たちは、新人合同自主トレで一部別メニュー調整を続けていることなども鑑み、B班スタートとなった。なお、新人以外の詳細な春季キャンプメンバーは後日発表される。
A班に選ばれたメンバーについて辻監督は「内外野のバランスもあるし、外国人選手がキャンプに入ってこれないというところで、足りないポジションでもある。無理をさせないようにですけど、合同練習を見てもバットの振り方、動きもいけるかなと」とコメント。選出された若林は「先輩をはじめチームの皆さんにいろいろと聞いて、気づきを得たい」と語り、ブランドンも「自分に足りないところを吸収していきたい。打撃と肩に自信がありますので、そこをアピールしていきたい」と意気込みを口にした。
B班スタートとなった渡部と佐々木について、辻監督は「今は無理するところではない」と一言。佐々木に関しては「そこそこ投げられると思うけど、徐々にしっかりと投げれるようになってくれれば」と語り、ネットスローを始めた渡部に関しては「1カ月投げていないが、キャッチボールも始めると聞いているし、打つ方は問題ないみたいなので、今できることをしっかりとやって回復があれば」と、焦らずに調整させる方針を明かした。
A班入り新人選手のコメント
▼ 若林楽人選手(外野手)
A班キャンプに参加させていただけると聞き、自分にとってより吸収できることが多いのではないかと思います。
このキャンプではスピードを活かした守備と走塁、打撃ではパンチ力をアピールしたいです。
まずは一年間戦うことができる身体にしていくためにも、先輩をはじめチームの皆さんにいろいろと聞いて、気づきを得たいです。
(一緒に練習する機会があれば)同じ外野手の金子さんは盗塁王のタイトルも獲得されていますし、話を聞いてみたい
気持ちはありますが、まずは金子さんのプレーを見て、感じたいです。
▼ タイシンガー・ブランドン大河選手(内野手)
A班キャンプに参加させていただくのは、自分にとってもとてもいい経験ができると思います。
この中で練習をさせていただき、自分に足りないところを吸収していきたいです。
やはり自分は打撃と肩に自信がありますので、そこをアピールしていきたいです。
中村選手には打撃についても守備についても聞いてみたいですし、その中でどんどん成長できればと思います。