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DeNAの2年目左腕・坂本裕哉が“神経整体”と“走り方改革”でローテ入りへ

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DeNA・坂本裕哉投手

福岡で川﨑宗則と遭遇


 昨年ルーキーイヤーで4勝をあげた先発左腕・坂本裕哉投手が、今年初となるファーム施設『DOCK』での練習後にZOOMでのオンライン取材に応じた。

 オフは地元福岡に帰省し、福岡大学附属大濠高校の後輩でもある浜地真澄(阪神)らと自主トレを実施。その間、現在は独立リーグの栃木に所属する川﨑宗則選手と2日間ほどグラウンドを使う日が重なり、その川﨑の走り方から成長のヒントを得たことを明かした。

 坂本自身、「良いピッチャーほど走り方のバランスがいい。瞬発力にも繋がっていくので球速も増すイメージがある」と感じており、「意識してランニングメニューに取り組んでいたところで、ちょうど(川﨑に)お会いできる機会があった」と、新年早々強運ぶりを発揮。川崎の走り方を見て学んだという坂本は「スタートの加速を参考に、ダッシュ力が付いた」と手応えも口にした。

 目指すは同じ福岡出身のチームメイトでもある三嶋一輝投手。「三嶋さんも走るのが凄く速くて、身体のパワーもある。瞬発力やバネがピッチングに生かされている」と、昨年は守護神も務めた先輩右腕を追いかける。


神経整体との出会い


 自主トレでは「体力強化」をテーマに掲げ、「ウエイト、ランニングを意識して、キャンプのブルペンでしっかりと球の精度を上げていけるように、キャッチボールの質を上げるように取り組んできた」と自信を見せた。

 また、「神経の通りを良くする、身体のメンテナンスの部分で新しい発見があった」。“神経整体”というまだ広まっていない技術で、「知り合いの角屋先生に自主トレ期間つきっきりでやってもらった。指圧とは違うアプローチで、整えるといった感じ。擦ったりトントンと叩いたりと、『こんなんで効くんかな』と思った」が、キャッチボールの後の治療に「ビックリするほど肩が軽くなって詰まりも抜けた」と実感。「頭蓋骨の位置とバランスを矯正して、全身も整った。身体の調子はMAXの状態を維持して自主トレができた。キャンプ、シーズン中も来てもらう」と、ぞっこんの様子だった。


対左対策でローテ入りへ


 昨年は左腕でありながら左打者の被打率が「.333」と打ち込まれた印象だったが、「動画でフォームを分析すると、左バッターのときは開きが早く、バッターから多少ボールが見えやすくなる。修正して壁を作り、開かないようにキャッチボールから取り組んだ」と対策済み。目標は「1年間一軍でローテーションを守る。ケガなく戦力としてチームの日本一に貢献できるように」と宣言。昨年は「5.67」だった防御率も「半分くらいにはなるように」と、明確だ。

 今季から指揮を執る三浦監督には、昨年ファームで「お世話になった」と感謝しつつ、「フェニックスが終わって戻ってきた時に『ハデにやられたな。いい勉強になったんちゃうか』と言われました。僕もいい勉強できたと思っているが、(悪い)イメージが多少付いたと思うので、やられた分の信頼を取り戻せるように」と力を込めた。

 ベイスターズの先発陣は、昨年チーム2位の6勝をあげた井納翔一が巨人にFA移籍し、今永昇太と東克樹の両左腕も開幕に間に合うかは不透明な状況。昨年ケガでの離脱がありながらも4勝をマークした坂本裕哉は、オフの様々な取り組みを経て、そのポテンシャルを三浦監督に見せつける考えだ。


文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
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