「僕的にはエラーしちゃうだろうな…」
西武の外崎修汰選手(29)が24日、球団施設で行っている自主トレーニング後のオンライン取材に応じ、1週間後に迫った春季キャンプに向けた現状を報告した。
年明け後は例年通り、元同僚の楽天・浅村栄斗らと愛媛県で合同自主トレを行い、「キャンプで怪我しないような体づくりというのを重点的に意識してやれた」と、充実のトレーニングを積んで所沢に帰還。この日はノックやティー打撃など室内練習場で汗を流した。
昨季は全120試合に出場し、自身初となるゴールデングラブ賞を受賞。二遊間でコンビを組む源田壮亮は「守備率10割・無失策」を今季の目標に掲げていたが、昨季7失策の外崎は「僕的にはエラーしちゃうだろうな」と表情を崩し“ノーエラー宣言”を回避。「そこを目標にして練習はしていきますけど、エラーしてしまったらショックを受けすぎないような範囲で目標を立てていきたい」と続けた。
一方、打率.247、8本塁打と数字を落とした打撃面では「正確性」をテーマの一つに掲げる。2017年から続く2ケタ本塁打が3年連続で途切れ、打率も2年連続で下降線を辿るという結果に「ホームラン数が減ったとしても打率の部分でカバーできてたら違うシーズンになってたのかな」と昨季を振り返り、「ホームラン数は気にせず、どちらかというと打率・出塁率というところを意識してやっていこうと思っていた」と、このオフに「正確性」を掲げるに至った経緯を説明した。
浅村との自主トレでは「バットが伸びてくる」という“外角打ち”を打撃投手という立場から観察。これまでの経験から「低く強い打球というのはキャンプ入ったら意識して取り組んでいきたい」と、巻き返しへの基盤づくりに余念がない。
3年連続全試合出場を見据え「怪我しないようにカラダづくりをしっかりしてきたので、キャンプで追い込んで、スタミナもつけて、1シーズン全試合出られるように体をもっともっと追い込んでいく」と春季キャンプへの意気込みを語り、実戦感覚についても「このキャンプの間で昨年の秋くらいの状態にもっていけるかというのが、良いスタートダッシュにつながると思う。そこを意識して取り組んでいきたい」と万全の開幕を目指す決意を口にした。