SNSで感謝のメッセージ
楽天は28日、MLBヤンキースからFAとなっていた田中将大投手(32)と入団に関して基本合意したと発表した。杜の都のエースは7年間に渡るアメリカでの挑戦に区切りをつけ、古巣を初優勝に導いた2013年以来、8シーズンぶりに日本球界に復帰する。
田中は楽天球団からの公式発表に続けて、自身のSNSを通じて「この度、楽天イーグルスと契約させていただきました。今シーズン、日本でプレーする決断に至った経緯や思いは、後日、入団会見を行う予定ですので、その席でお伝えできればと思います」とコメント。
さらにその1時間後に英文で「愛するファンの皆様へ」と切り出し、ヤンキースファンへ向けたメッセージを綴った。
アメリカではピンストライプ一筋を貫いた右腕は、改めて今季から楽天でプレーする決断を下したことを報告し、「7年間、皆様からいただいた全ての愛とサポートに感謝します。ニューヨーク・ヤンキースの一員としてフィールドに立ち、熱心なファンの皆様の前でプレーする機会を得られたことを大変幸運に思います。それは私にとって名誉であり特権でした!本当にありがとうございました!!」とヤンキースファンへ感謝のメッセージを送った。
MLB在籍7年間の通算成績は174試合で78勝46敗、防御率3.74。契約最終年の昨季は開幕前のサマーキャンプで頭部に打球を受けるアクシデントにも見舞われ、悲願のワールドチャンピオンに届かぬままシーズンオフにFAとなっていた。
ヤンキースとの再契約も含め所属先を探していたこのオフは、コロナ禍によるMLB各球団の経営悪化の影響もあり、市場の動きが例年になく鈍化。先発投手のFAトップランクと見込まれているトレバー・バウアーの所属先が決まる前に、田中は古巣である楽天復帰を決断した。