新人合同自主トレが打ち上げ
DeNAは29日、『DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA』で実施していた新人合同自主トレを打ち上げた。練習後、ドラフト1位ルーキーの入江大生投手がZOOMでのオンライン取材に応じ、2月1日から始まるキャンプに向けて意気込みを語った。
入江は昨日、ブルペンで初めてキャッチャーを座らせ、「まっすぐオンリーで35球」を投じたことを明かした。気になる体の状態に関しては、「肘も肩も問題ないし、疲労度も(自主トレ)終盤という面を考慮しても動けた」と調整は順調に進んでいる様子。球速も「145キロ近くは出ている感じ」とのことで、「100%ではないけれど、100%に近い状態」と、来るべきキャンプインに向けて準備万端であることを強調した。
5日から始まった新人合同自主トレでは、技術的なレベルアップに加えて、体力、筋力も向上。「体重も2キロアップして90キロ、身体の変化が数字にも出ている」と、その成果に満足気な表情を見せていた。三浦監督が初日の訓示で語った「逆算のススメ」も休養や栄養面で絶賛実施中。寮生活に関しても「先輩方は良くして下さっている。ようやく溶け込めはじめたかな」と、私生活の面でも順調なスタートをきった。
一発ギャグも堂々と?!
キャンプインを一軍で迎えることになった入江は「色々なことを素晴らしい先輩方に学びつつ、自分のレベルアップに務めていきたい」と意気込み、「色々な選手のボール、全員の投球を見てみたい」と、チームメイトを生ける教材として活用していく考えだ。
南場オーナーも楽しみにしているもう一つの武器、“一発ギャグ”についても「仕込みは前日くらいから考えれば、ある程度はレパートリーからやっていける。威風堂々やっていきたい。キャンプでお楽しみに!」とニヤリ。肝の据わった即戦力候補は、横須賀から南国に場所を移し、さらにアピールを続けていく。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)