安部井本部長の退団が正式発表
楽天は31日、2021年シーズンへ向けたスタッフ人事として、安部井寛本部長と秋田佳紀氏国際部部長兼国際スカウティンググループマネージャーの2名が退団し、宮川将氏が打撃投手に就任することを発表した。
宮川氏は大体大浪商高から大阪体育大を経て、2012年の育成ドラフト1位で楽天に入団した元投手。ルーキーイヤーに支配下昇格を果たしプロ初勝利もマークしたが、その後は右肘の故障にも悩まされながら2018年限りで自由契約に。一軍通算では43試合に登板して5勝1敗1ホールド、防御率3.13の成績だった。
退団後はBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに「投手コーチ兼任」で2年間所属。昨年11月に同球団を通じて「NPB復帰とBCL優勝を目標に2年間戦いましたが、両方とも叶わなかったのが心残りです。ですが、悔いの残らない2年間であり、やりきった2年間で野球をプレイする場所を与えてくれたベアーズには感謝しかありません」と退団を発表していた。
安部井氏については日本野球機構(NPB)入りが報じられていたが、この度球団より退団が正式発表。2013年の球団史上初のリーグ優勝・日本一を含め、長きに渡ってチームを支えてきた功労者が楽天に別れを告げた。