球団史上初の助っ人100ホールド右腕
MLBのテキサス・レンジャーズは現地時間2日(日本時間3日)、昨季までDeNAでプレーしたスペンサー・パットン投手(32)とマイナー契約を結んだと発表。球団公式サイトは招待選手としてスプリングトレーニングに参加すると伝えている。
パットンは2017年にDeNAに加入すると、外国人投手としてはジェフ・ウイリアムス(元阪神)とスコット・マシソン(元巨人)に続く史上3人目のNPB通算100ホールドを達成するなど、ブルペンの一角として活躍。NPB在籍4年間で219試合登板、12勝9敗7セーブ101ホールド、防御率3.68をマークした。
三原一晃球団代表は昨年11月に退団を発表する際に「ファイティングスピリットでブルペンを一体化してくれた」とその功績を称賛。2019年には降板後に冷蔵庫を殴打し負傷離脱したお騒がせエピソードもあったが、時に熱くなりすぎるハートを持った一面もファンから愛された。
パットンにとってレンジャーズは2014年にメジャーデビューを果たした古巣。招待選手として参加するスプリングトレーニングでは、カブス時代の2016年の以来5シーズンぶりのメジャー復帰を目指し、厳しい競争に挑むことになる。
レンジャーズには日本ハムからポスティング移籍で有原航平が加入し、元中日のリリーフ左腕、ジョエリー・ロドリゲスも在籍中。日本球界に縁ある“NPBリレー”実現にも期待がかかる。