一発OKのレコーディング
今季からDeNAの指揮を執る三浦大輔監督が3日、横浜DeNAベイスターズ球団歌『熱き星たちよ』のレコーディングを沖縄市内で行い、その様子を報道陣に向けにZOOMで公開した。
やや緊張した面持ちながら、見事に歌いきった三浦監督は「ずーっと緊張しっぱなしですよ。カメラもあって、沢山の人に見られて。慣れないことはするもんじゃない」と苦笑い。
『熱き星たちよ』は横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズに変わった際に誕生した球団歌で、DeNAに球団が譲渡されてからは、監督や選手が歌うことが慣例化され、三浦監督も現役時代に幾度となく参加した。
今回は監督として「グラウンドで戦っている、投げている、打っている、白球を追いかけている選手をイメージしながら」1番をフルで熱唱し、見事に一発OKとなったが、「良いのか悪いのかわからない。点数も付けられない」と自嘲気味にコメント。「車の中で永ちゃんとか、80年、90年代の曲をよく歌っている。テンションの高いときは『ボンバーガール』(近藤房之助&織田哲郎)、静かな夜には『レイニーブルー』(徳永英明)を」と、歌うことは好きだという。
しかし、CDデビューの話を振られると「ないないない! 遠慮しておきます」と異分野への新たな挑戦は否定した。それでも、新バージョンの熱き星たちよについては「球団歌ですから、ファンの方も一緒に歌ってもらえたら」と語り、ここでも“横浜一心”を強調。ハマスタはもちろん、横浜の街中に番長の美声が轟く日は、もうすぐそこだ。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)