8年ぶりの古巣復帰
ヤンキースから楽天に復帰した田中将大投手(32)が6日、沖縄・金武キャンプに合流し、別メニュー調整で1日目を終えた。
メニュー表では岸、則本昂らとA班に組み込まれていたが、ウオーミングアップからチーム本隊とは完全に別行動。サブグラウンドでブルペン捕手とキャッチボールをしたあとはランニングやダッシュなどで精力的に汗を流し、「チームのウエアを着るだけで緊張感が変わる感じがあった。合流して『いよいよだな』という気持ちになりました」と初日を振り返った。
練習を終えるとブルペンへ足を運び、ドラフト1位左腕・早川らの投球を見学。「投手全体の感じと、どういうボールを投げるんだろうという興味。ブルペンの活気ある雰囲気を見て、自分も刺激を受けたという感じです」と振り返った。
自身の今後の調整については、「自分でしっかりとスケジュールを立てながら、いろんなことを逆算しながら調整していけたら。監督や投手コーチともコミュニケーションを取りながら進めていきたい」と話した。
新型コロナウイルスの影響で無観客でのキャンプ。「しょうがない部分ではある。少しでも状況が良くなるために、僕たち自身もやるべきことはしっかりやる。見ていただける環境になったとき、楽しんでいただけるような状態をしっかり作っておきたい」と先を見据えた。
2013年に24勝0敗の伝説を作り、同オフMLBに挑戦。ヤンキースでは6年連続2ケタ勝利をマークするなど、7年間で78勝を積み上げた。NPBでは現在通算99勝で、復帰白星が節目の100勝目になる。「チームのために、自分が投げた試合は1つでも多く勝てるように。日本一に向かってやっていきたい」と田中。「ファンのみなさんのためにも良い投球ができように。しっかりとキャンプで練習を積んで開幕を迎えたいと思います。皆さん待っていてください」と活躍を誓った。