ドラ1佐藤輝にはオール直球
阪神は7日、宜野座の一軍春季キャンプで2度目の紅白戦を実施。藤浪晋太郎が3回から白組の2番手で登板し、2イニングを投げて被安打1、奪三振3、無失点と好投した。
今季から再びワインドアップモーションを取り入れた右腕は、3回先頭の7番・小野寺を外角いっぱいの直球で見三振に退け、続くドラ6・中野に膝元のストレートを詰まりながら中前へ運ばれ一死一塁。それでも続く坂本にはストレートを3球続けて遊ゴロ併殺に片付けた。
4回には先頭の1番・佐藤輝明をカウント1-2から真ん中に投じた155キロのストレートで空振り三振。フルスイングで対峙したドラ1ルーキーを直球4連投で圧倒し貫禄を示した。さらに2番・木浪は外に小さく沈むスプリットで空三振、3番・糸原はストレートで押して最後はカットボールで右飛。2イニング目は圧巻の3人斬りで片付けた。
正捕手・梅野と組んだ今季初実戦はストライクゾーンに投げ込む力強い速球が光り、2回、3奪三振、無四球の内容。先発ローテ入りへ、まずは上々の“今季初登板”となった。