忘れ物発見!!
プロ野球もキャンプインから1週間余りが経過し、球団によっては実戦練習が開始。シーズン開幕に照準を合わせ、トレーニングのギアが上がってきたこのタイミングで、まさかの忘れ物が発覚した。
DeNAの国吉佑樹投手は8日、自身のTwitterアカウントにて「ピッチャー陣のバットケースの中にあの人の忘れ物発見!!」と1枚の画像を投稿。そこには「井納翔一」と刻字された白木のバットが収められていた。
井納は昨季終了後にFA権を行使して巨人に移籍。“打つ”より“投げる”ことに重きを置く投手というポジションの特性もあってか、「投手陣」という一括りで管理されるバットケースに自身のバットを忘れていったようだ。
先輩の忘れ物を投稿した国吉は「今度会ったときにお返しします笑」と続けているが、持ち主だった井納が「ピッチャー陣で使っていいよ」とすぐさま返答。ハマで越冬した井納バットはそのままベイスターズに残留することが決まった。
ちなみに井納の通算打撃成績は168試合の出場で打率.137(256-35)、0本塁打、11打点。巨人の宮本和知コーチは昨季、先発投手陣に対して「打率.150」の目標を掲げていたが、井納は2019年に打率.235を記録するなど打撃面での実績もある。
DeNA時代に「宇宙人」の愛称で親しまれた右腕は、新天地でも投打に意外性を発揮できるか。今季はバットを手にする背番号21にも注目だ。