足下が気になる中で最速146キロを計測
日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手(23)が13日、タピックスタジアム名護で行われた紅白戦に先発登板。しかし、初回の打者2人をアウトに取ったところで雨が強まり、試合が中止となってしまった。
白組の先発投手として、誰も踏み入れていないまっさらなマウンドに向かった背番号17。しかし、試合開始直前に雨脚が強まり、当初の予定よりも8分ほど遅れたプレイボールとなるアクシデント。急遽、土を入れるなどの整備はされたとはいえ、足下も気になる状況の中、ドラ1右腕がそのベールを脱ぐ。
先頭の松本剛に対しては3ボール・1ストライクとボールが先行するも、全球ストレートで押し込んでの捕邪飛。まず一つ目のアウトを取ると、つづく平沼翔太には変化球も織り交ぜながら、時には声を出してこの日の最速146キロも計測。フルカウントから二ゴロに打ち取ったが、一塁へのベースカバーに向かった際に、ぬかるんだ地面に足を取られて転倒するシーンも…。再び雨が強まってきたこともあり、ここで試合が中断となってしまう。
マウンドとホームベースにシートが敷かれたものの、雨脚は弱まる気配を見せず、なんと試合はそのまま中止に。伊藤大海の“デビュー戦”は意外な形で幕を閉じた。
伊藤大海・プロフィール
ポジション:投手
投打:右投左打
生年月日:1997年8月31日(23歳)
身長・体重:176センチ・82キロ
出身地:北海道
球歴:駒大苫小牧高-駒沢大(中退)-苫小牧駒沢大-日本ハム(20年・1位)