打率3割、レギュラー定着に期待がかかるロッテ・藤原恭大 (C) Kyodo News

◆ 直近10年の左打者の成績は?

 マリーンズは直近10年で、“左打者”がシーズン20本塁打以上放った選手が昨季25本塁打を放ったマーティンのみだったが、打率3割をクリアした左打者も12年と16年に首位打者に輝いた角中勝也だけだった。特に近年はスタメンで左打者が多くいるなかで、打率3割を達成した選手が角中のみというのは寂しい限り。

 他球団を見渡しても、昨季首位打者の吉田正尚(オリックス)をはじめ、柳田悠岐(ソフトバンク)、近藤健介(日本ハム)、森友哉(西武)といった打率を残せる“左打者”が各球団1人はいる。そんななかで、マリーンズの左打者が打率3割を達成した選手は16年の角中を最後に、4年間でていない。ちなみに右打者は直近10年で13年の今江敏晃、15年の清田育宏、19年の荻野貴司の3人がシーズンの打率3割を記録している。

▼直近10年の左打者のチーム最高打率
11年 .267 岡田幸文
12年 .312 角中勝也
13年 .288 角中勝也
14年 .287 鈴木大地
15年 .293 角中勝也
16年 .339 角中勝也
17年 .269 角中勝也
18年 .266 鈴木大地
19年 .288 鈴木大地
20年 .234 マーティン

◆ 打率3割期待の若手は?

 マリーンズには安田尚憲、藤原恭大、佐藤都志也、和田康士朗、高部瑛斗といった期待のかかる若手に加え、マーティン、角中、福田秀平、藤岡裕大、菅野剛士といった中堅・ベテランにも“左打者”が多い。“率”を残せそうな左打者の人材が、全くいないわけではない。

 特に若手は何かのきっかけで、一気に飛躍しレギュラーを掴み、打率3割を残す可能性を秘めている。そのなかでも一番期待したいのが、藤原恭大だろう。昨季は開幕からファームで実戦経験を積んでいたが、リーグ優勝争いが佳境を迎えた10月に主力選手が新型コロナウイルス感染拡大で離脱すると、一軍昇格を果たす。初出場となった10月7日のオリックス戦の第3打席で初安打をマークすると、9日のソフトバンク戦ではプロ初の猛打賞。14日の楽天戦ではプロ初本塁打を先頭打者本塁打という離れ業を見せた。

 レギュラー定着に期待がかかる今季は初実戦となった2月13日の楽天との練習試合に『1番・センター』でスタメン出場し、第1打席にさっそくセンター前に安打を放った。引っ張った力強い当たりだけでなく、反対方向にも安打を放つことができるなど、レフト、センター、ライトと広角に打ち分けられる。一軍で打率3割クリアというのは簡単なことではないが、藤原は達成することができるのではないかという期待感もある。昨季でいえば3打席目までの打率が.313(67-21)だったが、4打席目以降の打率は.138(29-4)とガクッと下がった。レギュラーを掴み、1試合通してコンスタントに安打を放つことができれば、3割も夢ではない。

 中堅組では今季4年目の菅野に期待したい。昨季の打率は.260だったが、出塁率は打率を1割以上上回る.389。昨季は9月10日の日本ハム戦の第3打席から9月18日の日本ハム戦の第2打席にかけて21打席連続無安打というときもあったが、その間も4四死球を選んでおり、最低限の仕事を果たすなど、“四球”での出塁が増えた。昨季は月別でみても、7月(.453)と10月(.436)は出塁率が4割を超えた。

 その一方でマルチ安打が12回あったが、猛打賞が1度もなかった。四球を選ぶことに加え、固め打ちを増やし、“確実性”を上げていきたい。そうなれば、レギュラー定着、さらには打率3割クリアも見えてくる。

 昨季はチーム打率トップが.249の中村奨吾で、規定打席到達者の左打者はマーティンの.234がチームトップというのはかなり寂しかった。5年ぶりに左打者の打率3割達成者が誕生してほしいところだ。

文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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