日本円で総額360億円!!
パドレスのフェルナンド・タティスJr.選手(22)が14年3億4000万ドル(約360億円)で契約延長に合意した。複数の現地メディアが17日(日本時間18日)に続々と報じている。
今回の契約規模について、スポーツ専門チャンネル『ESPN』によれば「エンゼルスとマイク・トラウトの12年4億2650万ドル、ドジャースとムーキー・ベッツの12年3億6500万ドルに続く史上3番目に大きな契約」とのことで、14年間という契約年数は「MLB史上最長」と伝えている。
タティスはドミニカ共和国出身の内野手で、1月に22歳の誕生日を迎えたばかり。日本球界ではオリックスの山本由伸投手や西武の今井達也投手らと同世代にあたる。当時16歳だった2015年にホワイトソックスとマイナー契約を結ぶと、翌年にパドレスにトレードされ2019年にメジャーデビュー。いきなり打率.317、22本塁打、16盗塁と球界に衝撃を残し、60試合制だった昨季は59試合の出場で打率.277、17本塁打、11盗塁をマークしていた。
すでに野球ゲームソフト「MLB The Show 21」のパッケージを飾るなど、メジャーリーグのニューアイコンとして注目される存在で、スポーツメーカー「アディダス」の広告塔を託されるほどのスター選手。
パドレスはこのオフにブレイク・スネル投手、ダルビッシュ有投手といったエース級を相次いで獲得するなど、大型補強で注目される存在だったが、タティスとの契約延長が今オフ最大の目標ともされていた。チームの顔との大型契約も成立させ、満点のオフを終えていよいよキャンプイン。球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すパドレスの2021年が始まる。