日本球界2666日ぶりの登板
8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が20日、日本ハムとの練習試合(金武)に先発登板。日本球界では2666日ぶりとなる復帰後初の実戦マウンドは、2イニングを投げ1被弾含む4安打3失点の内容だった。
初回、先頭の松本剛を真っ直ぐ中心で追い込むと、最後は外角低めのスライダーを振らせ空振り三振。続く中島にはフルカウントからの真っ直ぐをコンパクトに振り抜かれ、中前打で出塁を許した。3番・西川には初球の真っ直ぐを右前に運ばれ一死一、二塁。続く4番・中田は2ボール2ストライクと追い込んだが、5球目のスライダーを上手く拾われ、これが左翼席へ飛び込む先制の3ラン被弾となった。
5番・大田にも痛烈な左前打を浴び、2番の中島から4者連続の被安打。続く野村は捕飛、今川は三ゴロに退けたものの、初回だけで28球を要した。
2回は先頭の8番・清水に対し、フルカウント後のスライダーを振らせ空振り三振。続く石井は三ゴロ、松本剛は中飛に退け、2回39球、1被弾含む4安打2奪三振3失点の内容でマウンドを降りた。
田中は2013年に24勝0敗の伝説を作り、同オフMLBに挑戦。ヤンキースでは6年連続2ケタ勝利をマークするなど、7年間で78勝を積み上げた。NPBでは現在通算99勝で、公式戦での復帰白星が節目のNPB100勝目になる。