ベテラン左腕から「対左」の教えも…
ヤクルトのドラフト2位ルーキー・山野太一投手(21)は21日、楽天との練習試合(浦添)に3番手として登板し、2イニングを被安打2、与四球1で無失点に抑えた。
2回無失点に抑えた同期入団のドラ1・木澤尚文からバトンを受けて5回からマウンドに上がると、先頭の7番・小郷裕哉に中前安打こそ許したが、後続を断ち無失点。2イニング目の6回も先頭に安打を許したものの、落ち着きを感じさせるマウンドさばきでゼロを刻んだ。
実戦登板は大学時代の10月以来4カ月ぶりとのことだったが、「自分の今の最大限を出せたかなと思います」とこの日の登板を振り返りつつ、「キャンプで石川さんにスクリューやチェンジアップのイメージなどを教わってきた。いままで左打者に対してチェンジアップを投げられなかったんですけど、今日はしっかりチェンジアップで打ち取れた。自分にとっては大きな収穫だった」と大ベテランから吸収した感覚に手応え十分。
キャンプインから3週間、期待のドラ2左腕は今季初実戦で早くも成長の跡を示している。