ニュース 2021.02.24. 12:23

間違いのない少年野球チームの選び方(4)|子ども達の安全が守られているか?

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お子さんが野球チームに入り、野球を楽しみ、心身ともに成長していく様子を見守ることができたら嬉しいですよね。しかし、残念ながら素晴らしい指導方針のチームもあれば、問題のある指導方針のチームも存在するのが少年野球の現状です。ではどうやって素晴らしい指導方針のチームを選べばいいでしょうか?『まんがMAJORで考証 少年野球チーム診断』(小学館)を参考に、間違いのない少年野球チームの選び方を紹介しますので、参考にしてみてください。第4回は子ども達の安全についてです。


子ども達の安全が守られていますか?

【チェック1】常に氷が確保できているか?

スポーツにケガはつきものです。ケガの応急処置の基本となるのが「RICE(Reset/安静、Ice/冷却、Compression/圧迫、Elevation/挙上=患部を心臓より高い位置に上げる)」と「傷の手当て」です。
RICEを行うことで損傷の広がりを抑え、痛みの軽減、効果的なリハビリに導くことができます。主に捻挫や打撲、肉離れなどを起こしたときに行いますが、Ice(冷却)には冷たい物が必ず必要になります。夏の時期は熱中症対策として氷を準備しているチームは多いと思いますが、冬場にも傷害は起こります。常にIce(冷却)処置ができる準備しているチームは子ども達の安全を守る意識がとても高いといえるでしょう。

【チェック2】指導者は定期的に一次救命処置の講習を受講しているか?

一次救命処置とは①心臓マッサージなどの心肺蘇生、②AEDの使用、③のどを詰まらせた時の対処、のことです。胸に機械的な刺激を受けることで起こる心停止「心臓しんとう」、スポーツでは野球、ソフトボールに多く、特に打球や投球を胸に受けることで起こります。心停止すると15秒以内に意識を失い、3〜4分以上そのままの状態が続くと脳の回復が困難になります。心臓マッサージはあくまでも脳に酸素や血液を送り込むための処置で、心臓の動きを元に戻すには電気ショックが必要で、AEDはこの電気ショックを行うための機器です。
いざというときに、子どもを預かる指導者は「できない」「しらない」ではすまされません。処置の手順をしっかり身につけるために、定期的に講習を受けておくべきです。

【チェック3】活動場所でのAED設置場所を確認しているか?

いくら一次救命処置に習熟していても、肝心なときにAEDがどこにあるのか分からなければ意味がありません。活動場所が小学校であればAEDが設置されていると思いますので、日ごろから指導者、保護者で設置場所を確認しておくことが大切です。AEDが設置されていない河川敷などではチームで携帯しておく必要があります。チームの主な活動場所、AED所持の有無なども確認しておきたいポイントです。

【チェック4】こまめに給水・休憩をしているか?

夏に限らず熱中症には注意が必要です。指導に熱心なあまり、時間を忘れて延々とノックなどを続けてしまう指導者がいますが、これも熱中症を引き起こす原因となります。運動中の熱中症は避けられる障害です。季節にかかわらず、練習中にこまめに給水・休憩を取っている漫画なのかどうか確認しておきましょう。

【チェック5】常に救急キットを携帯しているか?

少年野球の活動現場で起こるケガは、すり傷や突き指、捻挫、骨折など手・指や足関節の場合が大半です。応急処置として「RICE」や「傷の手当て」を行いますが、その際に欠かせないのが救急キット(消毒薬、包帯、救急絆創膏、冷却スプレーなど)です。常備はもちろんですが、低学年チームなど複数に分かれて別々の場所で活動する際も、集団の数だけ救急キットが準備されていないとおかしいですよね。

<間違いのない間違いのない少年野球チームの選び方>

(1)指導者はどんな人ですか?
(2)「フェアプレイ」を教えていますか?
(3)「勝利至上主義」のチームではないか?
(4)子ども達の安全が守られているか?

参考:「まんがMAJORで考証・少年野球チーム診断(小学館)

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