柔らかいマウンドに徐々にアジャスト
楽天の田中将大投手(32)が27日、ヤクルトとの練習試合(浦添)に先発登板。今キャンプ2度目の実戦登板は3回2安打1失点の内容だった。
1回裏のマウンドに上がった田中。先頭・山崎の打席ではしきりに足下を気にし、4球目の真っ直ぐを右前へ運ばれた。2番・元山は中飛に退けたものの続く塩見には四球。一死一、二塁のピンチを招き、4番・村上に右前適時打を許した。なおも一死一、三塁とピンチは続いたが、5番・荒木を浅めの右飛に仕留めたあと、続く西田は空振り三振。最後は狙い通り低めのスプリットを振らせた。
2回は二死から9番・並木に四球を与えたが、1番・山崎を左飛に退け無失点。3回は村上を二ゴロに退けるなど、テンポ良く3者凡退に抑えた。2回以降も足場を気にする素振りは見られたが、イニングを重ねるごとにアジャスト。3回42球、2安打1失点、2奪三振2四球の内容で2番手・則本昂にマウンドを譲った。
ヤンキースでメジャー通算78勝を挙げた田中は、今オフ8年ぶりに楽天に復帰。今キャンプ初の実戦マウンドとなった20日の日本ハム戦(練習試合・金武)は、2イニングを投げ1被弾含む4安打3失点の内容だった。