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【eBASEBALL】土壇場で見せた“王者の意地” DeNAがe日本シリーズに進出!

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©Nippon Professional Baseball / ©Konami Digital Entertainment

“もうひとつのプロ野球”はクライマックスへ


  一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。

 ペナントレースは年明け・1月10日(日)に全日程を終了していたが、頂点を決するポストシーズンの開幕を前に、首都圏を含む11都府県で緊急事態宣言が発出。その影響を受け、『コカ・コーラ eクライマックスシリーズ』と『SMBC e日本シリーズ』が延期となっていた。

 1カ月以上の“空白の期間”を経て、2月27日(土)に『コカ・コーラ eクライマックスシリーズ』がついに開幕。この日はセ・リーグのファーストステージ・ファイナルステージがそれぞれ行われ、リーグ優勝に輝いたDeNAが日本シリーズへの出場権を掴んだ。


初戦黒星で追い込まれるも…


 ただでさえ1カ月以上もの期間が空いて迎える大一番。王者・DeNAはファーストステージで2連勝と勢いに乗る巨人を相手にしなければならず、初戦はやはりその勢いの差が出る。

 3人のプレイヤーで3イニングずつをつなぎ、9イニングの1試合を戦うのがポストシーズンのルール。DeNAはチームの“アニキ”的存在である山本遼太郎にプレッシャーのかかる1番手を託したが、ファーストステージで素晴らしい打棒を発揮して勢いに乗る昨季のMVPプレイヤー・舘野弘樹に3イニングで2発を被弾してしまう。

 0-4と苦しい立ち上がりになると、DeNAのキャプテン・河合祐哉と吉田友樹のマッチアップとなった中盤戦は互いに1点を取り合い、トータルスコアは1-5。点差を詰めることができない。最終盤は本塁打王・打点王・最優秀防御率と3つのタイトルを獲得したスーパールーキー・辻晴が満を持して登場したが、はじめてのポストシーズンで堅さが出たか、手痛い一発を浴びるなど2失点で無得点。大事な初戦を1-7で落としてしまった。


 しかし、追い詰められた王者は2戦目に奮起。初戦に続いて序盤を任された山本が3イニングを2-0と上々の立ち上がりを見せると、4回から登場した辻は舘野にいきなり被弾も、引きずることなく4回裏に2発を返して3得点。6回に2点を奪われて3イニング勝負は3-3のイーブンとなるも、トータルスコアは5-3とリードして終盤戦に入る。

 逃げ切りを図るDeNAは、3シーズン連続で投手タイトルを獲得しているピッチングの達人・大茂英寿が最終盤を担当。8回に1点を失い、9回も追いつかれてピンチを迎えたが、最後は意地で勝ち越しは許さず。2戦目を引き分けで終え、最終3戦目に望みをつないだ。


 そして泣いても笑ってもラストゲームとなる3戦目。1つ勝っている巨人は引き分けでも突破が決まり、DeNAは勝たなければ日本シリーズ出場が絶たれるという状況。試合直前、巨人の2番手・舘野が体調不良のため欠場となり、少し長めに時間が空いてのプレイボールとなる。

 緊張感が漂う中でスタートした試合は、DeNAのキャプテン・河合が初回に執念の適時打で先制点をもぎ取ると、3回にも適時打で追加点。序盤で2-0とリードを奪うと、中盤は辻が追加点こそ奪えずも、集中力を最後まで切らすことなく3イニングを無失点。2-0で3番手・大茂にバトンを託す。

 大茂は7回から三嶋一輝を投入して必勝体制。巨人の攻撃を3人で斬ると、8回も三嶋を続投させて走者を許しながらも無失点。なんと9回もそのまま三嶋を続投させ、相手の中軸を見事に3人で料理。2点のリードを守り抜き、DeNAが『SMBC e日本シリーズ』への出場権を掴んだ。




「追い込まれた」と思っていたのはこちらだけ…?


 試合後、キャプテンの河合祐哉選手にお話を伺うと、「ホッとしたのが一番」と正直な感想。

 「リーグ優勝をしていたので、勝つだろうと見られる立場。勝ちきることはできなかった(1勝1敗1分)ですけども、なんとか日本シリーズに行けたという部分でホッとしています」と、挑戦者を迎え撃つ立場の苦しみを挙げつつ、個人としても「シーズンはあまり成績が良くなかったので、最後は僕の取った2点で日本シリーズ進出を決めることができたというところで、やっと仕事ができたかなという感じです」と、胸の内を明かした。


 上述したように、1カ月以上も“空白の時間”があって迎えた大一番。しかも、相手は直前の戦いで勝ち上がって勢いに乗っている状態。難しいシチュエーションの中で迎えた初戦だったが、「いま振り返ると、なんとなく入ってしまったかも。いつも通りやろう、という感じで」と、特別な対策や意識はなかったのだと言う。

 つづけて、「山本選手や辻選手は1人が3イニングを担当するこのレギュレーションが初めてだったので、場慣れしていない部分だったり、ふわふわしていた部分だったり、初戦は入りのところで苦しんでしまった。そんな中で、ふだんよりも声が出ていないなというのがあったので、2試合目はもっと声出してやろう、いつも通りやろうとハッパをかけてみたら、段々と普段の力を出せるようになりましたね」と、初戦の反省を活かして2戦目に臨むことができた点を挙げた。


 2戦目はチームメイトに託し、巡ってきた最終戦の出番。相手選手の体調不良などもあって、やや試合間のインターバルは長くなったが、「緊張はまったくなかったですね」と言う。

 それどころか、「待っている間にだんだんお腹が空いてきたりして(笑)糖分を補給したり、リフレッシュすることが出来たので、むしろよかったです。みんなで『このチョコ美味しいな』とか話したりとか(笑)」と、意外な舞台裏も明かしてくれた。

 試合では初回に幸先よく先制点を挙げ、持ち場の3イニングで2-0とリードを作ってチームメイトにバトンを託す。「ピッチングが冴えていたので、3-0くらいで回せたらなと。あとはどうにかしてくれるだろうと思っていました」と語りつつ、「巨人打線が相手だったので、7回くらいからは正直そわそわしていました。最後は大茂選手がよく頑張ってくれたと思います」と、仲間の奮闘を讃えた。


 初戦を落とし、絶体絶命の状況から引き分けと勝利をもぎ取って掴んだ日本一への挑戦権。しかし、河合選手の言葉から、「追い詰められていた」感じはまるでなかった。

 3月6日(土)に予定されている『SMBC e日本シリーズ』に向けても、「特に変えることはないですね。ふだん通り、あまり気負わず」と自然体を強調。

 「日本シリーズは心の底から楽しめる舞台なので、ワクワクしながら待ちたいです」。困難な状況をはねのけてまた強くなった王者は、これまでと変わらぬ姿勢で頂点獲りに挑む。


▼ DeNAのキャプテン・河合祐哉選手
ファンの皆様の声援のおかげで
ここまで来ることができました。
あとひとつ勝てば日本一というところまで来ましたし、
e日本シリーズがeBASEBALLを知っていただくキッカケになれば
嬉しいと思っているので、
是非多くの方に見ていただきたいです。
応援よろしくお願いします!


コカ・コーラ eクライマックスシリーズ/2月27日(土)の結果


・1st:阪神(セ2位)- 巨人(セ3位)

● 神 4 - 11 巨 ○
● 神 5 - 7 巨 ○
────────
巨人がファイナルステージ進出!


・fin:DeNA(セ1位)- 巨人(セ3位)

● De 1 - 7 巨 ○
△ De 5 - 5 巨 △
○ De 2 - 0 巨 ●
────────
DeNAがe日本シリーズ進出!


コカ・コーラ eクライマックスシリーズ/2月28日(日)の予定


▼ 2月28日(日)=パ・リーグ
1st:オリックス(パ2位)- 西武(パ3位)
fin:ソフトバンク(パ1位)- <1stの勝者>


☆レギュレーション
・eペナントレースの各上位3チームによるトーナメント戦。
・試合は9イニング制で、3イニング毎にプレイヤー交代。延長戦はなし(引き分けあり)
・ファーストステージ/ファイナルステージともに3ゲーム制で行い、先に2勝したチームの勝ち抜け。
(ゲームの対戦成績がイーブンとなった場合はリーグ上位チームが勝者)


▼ 詳細は公式サイトまで

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