真っ直ぐが決まらずスプリット多投
ヤクルトのドラフト1位・木澤尚文投手(22=慶大)が28日、阪神との練習試合(浦添)に先発登板。4四球を与えるなど立ち上がりから制球に苦しみ、2回3失点で降板した。
初回、先頭の近本、続く中野に連続四球を与えるも、近本の走塁ミスもあり一死一塁。“ドラ1対決”となった3番・佐藤輝は左飛に退けたと思われたが、目測を誤った左翼・中山が捕球できず、これが先制の適時二塁打となった。4番・大山は中飛に打ち取ったが、二死二塁から高山、陽川、糸井に3連続被安打。初回だけで3点を失った。
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2回は一死から近本に左翼線二塁打を許し、2番・中野には粘られ四球。続く佐藤輝は2ボールからスプリットを続け空振り三振に仕留めたが、4番・大山にはストレートの四球を与えてしまい二死満塁のピンチを招いた。続く高山にも3ボールとしたが、4球目を捉えられたライナーは中堅正面。何とか無失点で凌いだ。
木澤は2回までに54球を要し、5安打3失点、2奪三振4四球の内容で降板。バックの拙守もあったが、課題が多く残る先発マウンドとなった。