ロッテ・岡大海選手

◆ 2月の対外試合で存在感を放つ

 2月13日からはじまったロッテの対外試合は、ここまで若手、中堅のメンバーを中心に、開幕一軍を目指し、熾烈な競争が行われている。主力が不在の2月の対外試合に若手、中堅に多くの出場機会が与えられ、まずはここでアピールすることが大事になってくる。

 そのなかでも岡大海は、2月の対外試合は10試合に出場して、打率.435(23-10)、3本塁打、10打点、3盗塁と、外野のレギュラー獲得に向けて抜群の存在感を放った。

 最初の4試合は途中出場からだったが、少ない打席機会で結果を残し、2月21日以降は25日のソフトバンク戦を除いて全て先発出場。21日のDeNA戦で2安打2盗塁、23日のオリックス戦は猛打賞、24日のソフトバンク戦と27日の西武戦で本塁打、28日の西武戦では2打点を挙げた。

 「勝負の年」と意気込む高卒3年目の山口航輝は言葉通り、ここまで打率.310(29-9)、5打点と、開幕一軍をつかもうと結果を残し続けている。対外試合がはじまった2月13日の楽天戦から24日のソフトバンク戦にかけて7試合連続で出塁。21日のDeNA戦は上茶谷大河から2点適時打、21日のDeNA戦、23日のオリックス戦で2打点を挙げれば、安打が出なかった16日の広島戦、18日の楽天戦できっちりと四球を選んだ。27日と28日の西武戦では4番に座り、28日の試合では初回の一死二、三塁という好機にライトへ先制の適時打を放った。また、一塁の守備では一、二塁間の打球を好捕し、走塁でも1つ先の塁を狙う姿勢を見せており、打撃だけでなく、守備、走塁でもアピールしている。

 同じく3年目の藤原恭大は対外試合10試合全てで1番で出場し、打率こそ打率は.226(31-7)だが、9個の四球を選ぶなど、10試合中9試合で出塁し、その役割を果たす。

 28日の西武戦では初回の第1打席、3ボール2ストライクから先発・平井克典が投じた7球目の143キロのストレートを見送り四球を選ぶと、続く2番・中村奨吾のライト前へのヒットで、スタートを切っていた藤原は三塁を陥れ、一死後、4番・山口のライト前ヒットで先制のホームを踏んだ。

◆ 勝負の3週間

 いよいよ2日からオープン戦がはじまる。2月の対外試合でも各球団の一軍クラスの投手は投げてはいるが、開幕一軍を目指す若手、中堅投手との対戦が多かった。オープン戦では、各球団の主力投手が開幕に状態を上げていくなかで、結果を残していく必要がある。

 チームに目を向けると、主力選手が合流すれば、開幕に向けて主力選手の打席数を確保する必要があり、2月までの対外試合のように4打席立てるとは限らない。打席に多く立つために、オープン戦がはじまってからも、2月までとは変わらず、打ってアピールしていかなければならないだろう。

 3月のオープン戦で打ってこそ、開幕一軍、開幕スタメンが見えてくる。2日からはじまるオープン戦は、開幕一軍、開幕スタメンを目指す選手にとって勝負の3週間となる。

文=岩下雄太

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