新しい観戦体験の提供を目的に利便性・安全性の向上へ
西武とNTTコミュニケーションズは1日、西武の本拠地であるメットライフドームにおける情報通信技術(ICT)を活用したスマートスタジアムの実現に向け、パートナーシップ契約を締結したことを発表。2021シーズンからICTなどを活用し、ファンの利便性、安全性の向上に取り組み、新しい観戦体験を提供していく考えだ。
その皮切りとして、2021シーズン開幕戦(3月26日)において、ICTを用いた新たな企画を検討しているとのこと。さらにシーズン中には、ドーム内外のデジタルサイネージなどを活用し、試合前後の時間も楽しめる新たなエンターテインメントコンテンツを提供する予定となっている。
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西武は2017年に発表した「メットライフドームエリアの改修計画」に基づき、“スマートスタジアム化の加速”を進めており、メットライフドームエリアにおけるICT活用の基盤となる高速通信ネットワークの整備や、キャッチャーの捕球音を集音し臨場感のある音を演出するためのターゲットマイクの導入、球場ビジョン「Lビジョン」やデジタルサイネージなどの大型機器の導入のサポートをNTTコミュニケーションズが担当してきた。
さらに両社は、「3密」の回避に向けて店舗の混雑状況をスマートフォンでリアルタイムに確認できるサービス(2020年10-11月に共同実験)による安全性向上の取り組みなども実施。さらに2021シーズンからは、メットライフドームのファウルエリアの人工芝にNTTコミュニケーションズの企業ロゴが掲出されることも決定した。