“もうひとつのプロ野球”、今季の頂点が決する
一般社団法人日本野球機構(以下、NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)がタッグを組んで開催している“もうひとつのプロ野球”こと『eBASEBALL プロリーグ』の2020シーズン。
レギュラーシーズンの終了後、緊急事態宣言の発出などもあって日程の進行が遅れていたが、ついに迎えた頂上決戦『SMBC e日本シリーズ』。ソフトバンクもDeNAも、リーグ戦を制し、eクライマックスシリーズの激闘を勝ち上がって栄冠への挑戦権を掴んだ。
1チーム4人で戦う『eBASEBALL プロリーグ』。レギュラーシーズンは1人が5イニングの1試合をすべて担当する形だが、ポストシーズンは3人で3イニングずつ、9イニング制の1試合を戦うというルールに変更となる。そこがひとつの見どころにもなるのだが、決戦を前にソフトバンクはアクシデントに見舞われる。
今季の打撃三冠にして、『ベストプロリーグプレイヤー』に輝いたキャプテンの加賀谷颯太が体調不良のため欠場。CSでも神がかり的な活躍でチームを日本シリーズへと導いた大黒柱を欠いて戦うことになった。
しかし、そこはリアルでも日本一4連覇中という“絶対王者”の意地。「キャプテンの分まで」という強い決意を胸に、1人を欠いたソフトバンクはその強さを見せつける。
第1戦は初回に2点を失うものの、2回に2点を返して同点。迎えた6回裏、持ち前の強力打線が爆発して一気の5得点。ついにリードを奪い、反撃をしのいで重要な初戦を8-5でモノにする。
日本一に王手をかけて迎えた第2戦も、初回に1点を先制しながら、4回に3点を奪われて逆転を許したが、直後の5回表に4点を取り返して再度のリード。相手に流れを渡すことなく、自分たちのペースで試合を進め、2戦目も7-3の快勝。ソフトバンクが現実のプロ野球と同様、eBASEBALLの世界でも日本シリーズ制覇を成し遂げた。
コメント
【ソフトバンク】
―― 日本シリーズ制覇、達成した感想
▼ 大上拓海
チームとして良い形で日本一まで来られましたけど、
決して楽な戦いではありませんでした。
その中で最後、こういった最高の結果で締めくくることができ、
とても嬉しく思っています。
―― キャプテン不在という大ピンチでしたが…?
▼ 原健四郎
昨日、「もしかしたら加賀谷選手が出られないかも」という
連絡を受けまして、3人で戦う可能性もあるぞ、と。
ただ、我々としては、先週のeCSでは
キャプテンにかなりお世話になっていたので、
その恩返しをするチャンスが巡ってきたんだと。
もし本当に出られないとなった時にも、
僕たちは前向きに、逆境をバネにして、
自分たちが成長するチャンスだと思って臨みました。
―― キャプテンに届けた勝利について
▼ 平山大輝
チームとしてももちろんですし、
個人的には私生活の面でも
加賀谷選手の影響を受けることがあって、
本当に支えてもらったなと思っているので、
今日こういった形で、3人で戦うことになりましたけど、
なんとか恩返しできたのかなと。良かったなと思います。
【DeNA】
―― 激闘を終えて…
▼ 河合祐哉
結論を言うと、いつも通りの戦いができなかった、
パフォーマンスを発揮することができなかったかなと。
相手は加賀谷選手の欠場もあって、
結束力が高まっていたように思う。
僕らとしてはそこは付け入るスキだったのですが、
そこを攻め込むことが出来ずに
2つとも落としてしまったので完敗です。
SMBC e日本シリーズ/結果
ソフトバンク(パ1位)- DeNA(セ1位)
○ ソ 8 - 5 De ●
● De 3 - 7 ソ ○
────────
ソフトバンク/DeNAが日本シリーズ制覇!!
▼ 詳細は公式サイトまで
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