ドラフト指名から8年…
パドレスとマイナー契約を結んでいる加藤豪将選手(26)は現地時間10日(日本時間11日)、アリゾナ州スコッツデールで行われたロッキーズとのオープン戦で途中出場。四球とセンターへの安打を放ち、これで連続試合安打を「4」に伸ばした。
7イニング制の試合の6回に代打で登場した加藤は、第1打席で四球を選んで出塁。そのまま三塁の守備に就くと、7回に2度目の打席が回る。
一死走者なしから、追い込まれながらも速球に対応。弾き返した打球はセンターの前に落ち、これが4試合連続の安打。オープン戦の打率を.462とした。
加藤は1994年生まれ、右投げ左打ちの内野手。両親はともに日本人だが、カリフォルニア州で生まれ、幼い頃に一度は日本に移住も、両親の仕事の関係で再度の渡米。そのままアメリカで野球を続け、ランチョ・バーナード高校を卒業。大学への進学が内定していた中、2013年6月のメジャーリーグのドラフト会議において、ヤンキースから2巡目(全体66番目)で指名を受け、マイナー契約を結んだ。
その後はマイナーリーグで奮闘を見せるも、ヤンキースでのメジャー昇格は叶わず。2019年のオフにはマーリンズとマイナー契約を結ぶも、昨季は新型コロナウイルスの影響もあって公式戦でプレーする場が得られず。オフには再びFAとなり、新たにパドレスとマイナー契約を結んだ。
ドラフト指名から8年、ようやく巡ってきた大きなチャンス。このまま好調をキープし、アピールを続け、悲願のメジャー昇格を今年こそ掴むことができるか。加藤豪将の挑戦から目が離せない。
加藤豪将・プロフィール
ポジション:内野手
投打:右投左打
生年月日:1994年10月8日(26歳)
身長・体重:188センチ・88キロ
出身地:アメリカ
球歴:ランチョ・バーナード高-ヤンキース傘下-マーリンズ傘下-パドレス傘下