一軍合流に向けた第一歩
ソフトバンクの“エース”千賀滉大投手と“主砲”の柳田悠岐選手が12日、タマスタ筑後で行われた中日二軍との春季教育リーグに「先発投手」と「2番・指名打者」として出場し、実戦復帰を果たした。
ドラフト3位の新人・牧原巧汰とバッテリーを組んだ千賀は初回、先頭の渡辺相手に150キロ台半ばの直球を連発し、最後は変化球で見逃し三振を切ってとる立ち上がり。続く2番・石岡からは簡単にストライクを奪って追い込んだが、四球を与えて歩かせてしまう。しかし、高卒ルーキーの女房役が盗塁を阻止。その後、かつての同僚・山下にレフトフェンス直撃の二塁打を打たれたが、4番・石橋に2ストライクからアウトローに158キロのストレートを投じ、見逃し三振を奪って見せた。
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続く2回は、2019年のドラ1・石川昂から空振り三振を奪うなど簡単に二死とした後、溝脇に四球を与えてしまうが、最後は8番・伊藤を三ゴロに打ち取ってマウンドを降りた。千賀は2回32球、被安打1、与四球2、奪三振3という内容で降板。一方の柳田は、中日のベテラン右腕・山井相手に、左飛と二ゴロという結果に終わったが、豪快なフルスイングを披露した。
開幕まで2週間となったところで、ふくらはぎとアキレス腱のコンディション不良からリハビリ組スタートとなっていた投打の柱が、一軍への合流に向けて上々に状態を上げてきた。