オリックス・山本由伸

◆ 8回93球の内容に「テンポ良くいけたのが良かった」

 オリックスの開幕投手を託されている“エース”山本由伸投手が12日、京セラドーム大阪で行われた巨人とのオープン戦に先発し、巨人の“エース”菅野智之投手と投げ合った。山本由伸は6回、大城卓三にソロ本塁打を許すも、予定投球回数の7回を上回る8回を投げ切り、93球、3安打、8奪三振、1失点という堂々たる内容で好投。2週間後の開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

 山本由伸との“幼馴染みバッテリー”で試合に臨んだ頓宮裕真は、一時逆転となる2ランを放つなど女房役としてバットでもサポート。それでも頓宮は「状態はあまり良くない。甘い球を逃してますし、ボール球にも手を出しているので、目つけをしっかりしていきたい」と満足はしていない。試合は1点リードの9回に平野佳寿が巨人打線に捕まり、2-3で逆転負けを喫したが、中嶋聡監督は「トップクラスの投げ合い」と、菅野と渡り合ったエースのピッチングを評価した。

 その中嶋聡監督はバッテリーに関して「2人で話して2人で対策を立てて臨んでるわけですから、いいんじゃないですか」としつつ、「開幕は独特ですから。それなりに緊張もするだろうし、そこは何年やってきた人でもあることなので、バッテリーに限らず準備しなきゃいけない」と、開幕戦の難しさについても口にした。

 試合後、自身の投球について右腕は「ストライク先行で、テンポ良くいけたのが良かった。力感なく良いフォームで投げられたので、それが良い結果に繋がったと思う。全体的には前回よりかなり良かった。ただ、6回にホームランを打たれた場面もカウント負けしてる。細かいことを言えばもっともっと反省点はあるんですけど、全体的には良かった。久しぶりに力が抜けてスピードが出ていたので、良い試合を過ごせました」と振り返り、笑みを浮かべた。

 一定の満足感を示した山本由伸だったが、久々の長いイニングということもあり、「多少の疲れはありました。失投だったり、ボールが続く場面もあるので、そういう細かい反省点をしっかり直して、公式戦になったら許されないミスだと思うので、細かい部分まで抜け目のないピッチングをしたい」と課題も口にし、さらなる高みを見据える。

 最後に開幕に向けて質問が飛ぶと、「しっかり責任持って準備が出来ていると思うので、ここから体も心の部分ももっともっと状態を上げられると思うので、少しずつ状態を上げていけたらなと思います」と力強いコメントを残した。次回は開幕1週間前となる19日の阪神戦(京セラD大阪)に登板予定だ。

取材・文=どら増田

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