ニュース 2021.03.19. 10:57

2年ぶりのセンバツが開会! 仙台育英・島貫主将「甲子園が、戻ってきました」

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第93回選抜高校野球大会の開会式で選手宣誓をする仙台育英の島貫丞主将(右から2人目)=19日午前、甲子園球場

2年ぶりの春


 2年ぶり、そして令和最初のセンバツとなる『第93回選抜高等学校野球大会』が19日、兵庫県の阪神甲子園球場で開会した。

 開会式には、新型コロナウイルスの感染防止策として、初日に登場する6校のみが参加。第2試合で明徳義塾(高知)と対戦する仙台育英(宮城)の島貫丞主将が選手宣誓を務め、コロナ禍において開催されることへの思いや10年の節目を迎えた東日本大震災への思いなどを言葉に込めた。

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 きょうから3月31日の決勝戦までの13日間(2日間の休養日を含む)にわたり、32校がしのぎを削る熱戦の火蓋が切って落とされた。


▼ 仙台育英・島貫丞主将の選手宣誓
宣誓、今日ここに、高校球児の憧れの舞台である甲子園が、戻ってきました。

この1年、日本や世界中に、多くの困難があり、それぞれが大切な多くのものを失いました。
答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくて辛いことでした。
しかし、同時に、多くのことを学びました。
当たり前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っているということです。

感謝。ありがとうございます。
これは、出場校全ての選手、全国の高校球児の思いです。

感動。
喜びを分かち合える仲間とともに、甲子園で野球ができることに感動しています。

希望。
失った過去を未来に求めて。希望を語り、実現する世の中に。

そして、この3月で東日本大震災から10年となりました。
日本、世界中に多くの協力や支援をいただき、仲間に支えられながら困難を乗り越え、10年前、あの日見た光景から想像できないほどの希望の未来に、復興が進んでいます。
これからの10年。私たちが新しい日本の力になれるように、歩み続けます。

春はセンバツから。穏やかで鮮やかな春、そして1年となりますように。
2年分の甲子園。一投一打に多くの思いを込めて、プレーすることを誓います。
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