同級生コンビが揃って2安打１打点

　西武の浜屋将太投手が20日、メットライフドームで行われたヤクルトとのオープン戦に先発登板し、6回無失点と好投した。

　初回をテンポ良く三者凡退で終えた浜屋は、2回の先頭・村上にボール先行となって四球を与えるも、続く内川を遊ゴロ併殺に仕留めた。3回と6回にも四球による走者を出したが、6回も後続を併殺に打ち取るなど、要所を締めて二塁を踏ませないピッチングを披露。6回を79球、被安打1、与四球3といいう内容でマウンドを降りた。

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　試合後、辻発彦監督は「前回ちょっと浜屋らしく、良くなってきていたので期待していたが、さらに良かった」と評価し、「今日のような、自分が今できることを出し切って、気持ちで負けないように攻めてくれればいい」と、開幕カードの２戦目の登板に期待を寄せた。

　一方の打線は、栗山巧と中村剛也の両ベテランが２安打1打点ずつの活躍。「5番・レフト」で先発した栗山は2回の第1打席にヤクルトの先発左腕・田口からチーム初ヒットを放つと、4回二死一、二塁で迎えた第2打席にはレフト前に適時打を放ってチームに先制点をもたらした。

　すると5回、無死二塁の得点機で打席に入った同級生の中村が、「何とか走者を進めようと思った」とセンター前にしぶとく運び、二塁走者の外崎が生還。このチーム2点目が決勝点となった。中村は7回の第3打席にもセンター前ヒットを放ち、栗山と共にマルチ安打をマーク。一軍合流２戦目での活躍には辻監督も「良い結果を出してくれた。若い選手ももっと結果を出してもらいたい」と笑顔を見せた。

　また、死球の影響でスタメンを外れていた金子侑司がスタメンに復帰して2安打を放つなど元気な姿を見せてくれたことにも安堵した指揮官だったが、最後は「今日もいろんなところでミスがあった」と語り、明日の最終戦に向けて「内容的にもキチッとした形で追えられれば」と兜の緒を締めた。