ニュース 2021.03.22. 12:46

エンゼルス・大谷翔平が「1番・ピッチャー」で2安打1四球 投手としては今季最長の4回1失点

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エンゼルス・大谷翔平

渡米後初のリアル二刀流


 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は現地時間21日(日本時間22日)、アリゾナ州ピオリアで行われたパドレスとのオープン戦に「1番・投手」で先発。リードオフマンとして2安打を放ち、投手としては4回2安打1失点、ストレートの最速は渡米後最速となる101.9マイル(約163.9キロ)を計測した。

 初回、まずは打者として“リアル二刀流”のベールを脱ぐと、相手先発・スネルに対しカウント1ボールから高めの速球をヘルメットを飛ばしながら強振。9試合連続安打となる中前打で出塁した。3回もスネルと対戦しカウント1-2と追い込まれてから変化球を3球見極め四球。5回の第3打席は右腕・メランコンの変化球を左中間フェンスへ。スライディングの勢いで二塁ベースを離れた瞬間にタッチアウトとなったが、この日は2打数2安打1四球でリードオフマンとしての役割を果たした。

 投手としてはいきなり初回先頭のオグラディに右線三塁打も、2番・タティスはカウント3-2からスプリットを落として空三振。3番・クロネンワースの遊ゴロの間に先制点を献上したが後続は許さず、2回は5番・マイヤーズから三者凡退に抑えた。3回は安打と2四球で二死満塁も、4番・プロファーを外角ボールゾーンから入るバックドアの変化球で見三振。4回は2回同様に5番から三者凡退に抑え、この回限りで降板した。

 オープン戦3度目の登板は今季最長の4イニング(62球)を投げて2安打1失点、2四球5三振の投球内容。今春2敗目を喫したが防御率は「13.50」から「7.88」まで良化した。打者としては5度目のマルチ安打で打率.636まで上昇し、出塁率と長打率を足した指標OPSは1.836までアップした。

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