南場オーナー「もっとも相応しい人が社長になった」
横浜DeNAベイスターズは23日、木村洋太副社長(38)が4月1日付でDeNAベイスターズ代表取締役社長に就任することを発表した。
横浜出身の木村氏は、小さい頃から野球が好きだったこともあり2012年にベイスターズに入社。球団職員から社長にまで昇りつめた叩き上げであり、実力者。就任会見に臨んだ木村氏は「横浜と野球、私を育ててもらったものに恩返しをさせていだく機会をいただいたと思っている」と語り、「ずっと応援してくださっている横浜・神奈川の皆さん、スポンサーの皆さん、監督・選手、我々スタッフ、みんなが喜べるそんなタイミングがくる時代を作りたい」と意気込みを口にした。
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また、「10周年というタイミングの中で、奇しくも生え抜きの三浦大輔監督が就任したシーズンに、一職員から内部昇格という形で重責を担わせていただいたという意味では、会社組織もチームの組織もだんだん外の力を借りなくても自分たちでやっていける組織に成長しつつあるのかなと思っている」との思いも口にし、「今後もより輝く人材が出てくるような会社に、チームにしていきたい」と力を込めた。
就任会見に同席した南場智子オーナーは「岡村社長の時から木村が司って経営をしてきたので何の心配もない」と述べ、「もっとも相応しい人が社長になったので自分らしく、(慣例や常識にとらわれず)自分の良さを発揮してくれれば」と今後の活躍に期待。木村氏も「コロナ禍という厳しい状況であるけれど、前向きに挑戦するチャンスを与えてもらったと思っている。失敗を恐れることなく前向きに次々新しいことに挑戦していきたい」と決意を滲ませた。
なお、現在の代表取締役社長である岡村信悟氏は、4月1日付で代表取締役および取締役を退任し、本社のCEOに就任する。