本拠地開幕戦へ上々
DeNAの大貫晋一投手が23日、ロッテとの練習試合に登板し、5回を投げて69球、被安打3、与四球3、無失点という内容で開幕前最後の登板を終えた。
初回をわずか8球で終えた大貫は、続く2回に2本のヒットを打たれるも、牽制と嶺井博希の盗塁刺殺で得点を許さず、3回には田村龍弘に四球を許しながら、藤岡裕大を遊ゴロ併殺に打ち取った。その後も安打や四球により走者を出したが、要所を締めて得点を許さなかった。
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試合後、本拠地開幕戦での先発が有力視される右腕は「開幕前のラストゲームでしっかりとしたピッチングができて良かった」と振り返った一方で、「四球を出してしまった場面があったので次の登板までにしっかり調整し、修正していきたい」と反省点も挙げ、来るべき30日の登板を見据えた。
平均して140キロ中盤を記録していたストレートは威力十分。110キロ台のカーブで緩急をつけ、スライダーやスプリットも効果的だった。三浦監督も「思い通りにボールを操れていて、良いピッチングだった」と評価。昨年はチームで唯一だった2ケタ勝利投手が、シーズン開幕に合わせて状態を上げてきた。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)