6人の精鋭が祈願
昨年に続き、今年も新型コロナウイルス感染症対策のため、選手・スタッフ一同の参加を見送り、南場智子取締役オーナー、岡村信吾代表取締役社長、木村洋太取締役副社長、三原一晃専務取締役球団代表に、三浦大輔監督と佐野恵太キャプテンが参拝。チームの必勝を祈願した。
神奈川を代表する神社のひとつ、鎌倉にある鶴岡八幡宮内の「舞殿」で厳かに執り行われ、祝詞には今年のスローガンでもある「横浜一心」も盛り込まれるなど、プロ野球の必勝祈願らしい一面も。巫女の舞や玉串の奉納と、伝統的な儀式でシーズンの必勝を期した。
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祈願後、報道陣の取材に応じた三浦監督は「色々と開幕に向けて着実に進んできている」との実感を口にし、「良い天気になりましたし、気持ちもひとつになったかなと思います」とコメント。キャプテンを務める佐野も「昨年に引き続き、選手代表として1人での必勝祈願となりましたが、チーム全員の分まで必勝祈願をしてきました。チームがひとつになって頑張っていきたい」と意気込んだ。
三浦監督は「心をひとつにして日本一を目指す」ということこに加え、「選手や選手の家族共に、皆1年健康で、1年間戦えるように」との気持ちを込めことを明かし、佐野は「選手がひとつになって戦えるようにするのがキャプテンとしての役目だと思っている。シーズンに入って闘い抜けるように役目を果たしていきたい」とキャプテンシーを覗かせた。
三浦監督も佐野には「成績はもちろんですけど、昨年同様、選手をまとめて、ひとつになれるように」と注文。佐野も「自分の事だけで精一杯になっているようじゃダメだと思っている。個人としても成績を残して、キャプテンとしても仕事したい」と、新指揮官の気持ちを受け止めた。
開幕まであと2日。佐野は「しっかりと身体の準備と気持ちの準備を高めて、シーズンに向けてやっていきたい」と闘志を燃やし、三浦監督も「いよいよ近付いて来ましたから、気持ちも高まっています」と準備は万端。DeNAの10周年、番長監督の初陣は明後日、東京ドームで幕をあける。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)