戸田のマウンドで貫禄
開幕2カード目の先発が内定している楽天・則本昂大投手(30)が24日、戸田球場で行われたヤクルトとのファーム公式戦に先発。5イニング・58球を投げて被安打1、無四球3奪三振で無失点と万全の仕上がりをアピールした。
前回登板で効果的だったチェンジアップだけでなく、スライダー、フォークに加えて110キロ台のカーブも交えた投球で若手中心のヤクルト打線を翻弄。低めに投げ込む真っ直ぐは球威も抜群で、5回先頭の松本友に対して投げ込んだ外角低めの4球目はこの日最速となる157キロを計測した。
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5回一死から5番・中山翔太に初球の変化球を左翼線二塁打とされたが、続くドラ3・内山壮真はスライダーで空三振、育成ドラ2・赤羽由紘はカーブで中飛に打ち取りゼロ行進。ツバメの二軍打線を相手に許した走者は二塁打の1人だけで、打者16人を58球で片付ける快投だった。
今春はオープン戦初登板だったロッテ戦で打球を脚に受けるアクシデントもあったが、前回登板の17日・オリックス戦で7回無失点と不安を払拭する快投を見せ、この日のファーム戦でも前日の岸孝之に続く圧巻の投球。先発が予定されている開幕2カード目の第2戦となる31日・ロッテ戦(ZOZOマリン)へ、盤石の投球で弾みをつけた。