いよいよ決勝!
19日に開幕した『第93回選抜高等学校野球大会』は31日に準決勝2試合が行われ、東海大相模(神奈川)が10年ぶり5度目、明豊(大分)が同校史上初の決勝進出を決めた。
今大会は準々決勝と準決勝の翌日に休養日が設けられる予定だったが、2度の雨天順延があり、準決勝後の休養日は削減。今大会のクライマックスを飾る決勝戦は4月1日(木)12時30分にプレーボール予定だ。
<決勝戦・4月1日12時30分>
準決勝第1試合:天理 0 - 2 東海大相模
相|100 000 001|2
天|000 000 000|0
東海大相模はエース・石田が準々決勝に続く2試合連続の完封でチームを決勝進出に導いた。
打線は初回に4番・柴田の適時打で先制するも、その後は相手先発の左腕・仲川に苦戦。なかなか追加点が奪えなかったが、頼れる背番号1が直球、変化球ともに切れ味抜群で天理打線を翻弄。9回15奪三振、無四球、3安打の完封でリードを守り抜いた。
敗れた天理(奈良)はエースの達が脇腹痛で登板を回避し、背番号17の左腕・仲川が8回1失点と好投したものも、打線が散発3安打と沈黙。得点機を見いだせなかった。
優勝した2011年以来、10年ぶりの決勝進出を決めた東海大相模の門馬敬治監督は「一戦必勝です。また明日この甲子園球場で試合ができることが嬉しい。選手が思う存分相模の野球、タテ縞のプライドを胸に頑張ってもらえたらと思います」と意気込みを口にした。
準決勝第2試合:中京大中京 4 - 5 明豊
明|000 500 000|5中|000 012 001|4
明豊は4回の集中打で奪ったリードを今大会無失策の堅守で守りきり、同校史上初の決勝進出を決めた。
勝負を分けた4回、先頭の3番・竹下が左安打で出塁すると4番・黒木が四球で繋ぎ、犠打と死球で一死満塁。7番・塘原の犠飛で先制点を上げると、8番・太田の右前適時打に続いて9番・簑原が左翼越え二塁打、1番・阿南が中前適時打と3連続タイムリーで一挙5得点。背番号10の太田が6回途中3失点と踏ん張り、エース・京本との継投で逃げ切った。
中京大中京はベンチスタートだったプロ注目の右腕・畔柳が、4回途中から打者7人を5奪三振パーフェクトの好救援。エースの力投で反撃を呼び込んだが及ばなかった。