王者相手に先発全員奪三振の圧巻投球
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演。ソフトバンク戦で完封勝利を挙げたオリックス・山本由伸を称賛した。
開幕戦から中5日で登板した山本は、最速156キロのストレートに140キロ台のカットボール、フォークなどを駆使して8回までソフトバンクから先発全員の13奪三振。6回以降は1人の走者も出さない完璧な投球でチームを2014年以来7年ぶりに本拠地開幕カード勝ち越しに導いた。
電話で生出演した大久保氏は山本の投球について「改めて日本一のピッチャーだと感じた」と話し、「4年連続で日本一になっているソフトバンク相手だが、高校生に向かって投げているんじゃないかと見えるくらい」とコメント。「立花コーチ(ソフトバンク1軍打撃コーチ)も早い回で円陣を組んだんですが(対策を)言いようがなかったのでは」とソフトバンク打線に対して二塁を踏ませない圧倒的な投球を絶賛した。
ソフトバンクに勝ち越したオリックスは3勝3敗で勝率5割復帰。昨シーズンは開幕10試合で1勝9敗とスタートで大きくつまづいただけに、昨季王者を相手に勝ち切ったことはチームにとっても大きな自信につながるはずだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』