2021.04.01 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 0 | 福岡ソフトバンクホークス |
京セラD大阪 |
指揮官も「完全に支配していた」と絶賛
オリックスの“エース”山本由伸が1日、ソフトバンク打線を相手に2安打1四球、二塁を踏ませぬ快投で完封勝利を飾った。
最速156キロのストレートに精度の高い変化球を交え、スタメン全員から三振を奪うオマケ付きの13奪三振と、圧巻の完封劇を披露した右腕は「追い込んだら空振りを取れるように投げています」とコメント。中5日のスケジュールもものともせず、「先週負けたので、とにかく早く投げたいと思って練習した。もっともっと勝ち進んでいきたい。どんどん状態も良くなって、気持ちよく投げられた」と振り返った。
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2年ぶりの完封劇には「8回を投げ終えてベンチに戻ったら、(投手コーチの)高山さんから『お前が打たれたのら悔いはない。もう1回行くぞ!』と言われたので、完封は意識してなかったんですけど、しっかり気持ち入れて準備しました」と舞台裏を明かし、「きょうは体重移動が上手く決まったので、最後までいいイメージで投げられた」と強い真っ直ぐを投げられたことが結果につながったとの見解を示した。
試合後、中嶋聡監督は「8回は(続投させるか)迷いましたけど、あまり乱れなかったので、今のままだったらいけると思った。完全に支配していた。本当に良かったです」とエースを絶賛。この日の勝利でソフトバンクに勝ち越し、チームは5割に復帰し、「しがみついていくということでは良かった。貯金したいけどここがスタートライン。また明日からひとつひとつやっていきます」と、明日からの楽天3連戦を見据えた。
「負けるのが悔しいので、勝って5割に復帰させたかった」と語った右腕は、「とにかく負けたくないから全部勝ちたい。去年とは違うぞ!という姿をどんどん見せていきたい」との決意を新たに、オリックスの絶対エースとしてチームを引っ張っていく。
取材・文=どら増田