「気持ちがボールによく出ていた」
元横浜(現DeNA)で野球解説者の齊藤明雄氏が、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演。中日戦に先発登板し、7回1失点でチームに白星をもたらした巨人の髙橋優貴を評価した。
オープン戦の期間にファームでの調整を命じられながら開幕ローテーションの6枠目を勝ち取った左腕は、3回に二死一、三塁から4番・ビシエドを右翼線の浅いフライに打ち取ったが、これに追いついていた右翼手・梶谷隆幸がグラブに当てながら落球。思わぬ形で失点を喫したが、続く平田良介を遊ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。結局、2点のリードをもらった髙橋が7回を投げ切り、中川皓太、デラロサと繋ぐ盤石の継投で巨人が勝利。髙橋は7回114球、1失点ながら自責は「0」という内容で今季勝利を挙げた。
横浜ベイスターズの1軍投手コーチを務めた齊藤明雄氏は髙橋について「気持ちがボールによく出ていた投げっぷりだった」と評価し、「今日のような集中力があれば相当勝てるのではないかと。髙橋は良いピッチングをしていても回によって突如乱れることがあるのでそれがなくなれば10勝、二桁は勝てる」と指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』