◆ 対ソフトバンク戦は2年越しの7連勝
西武の髙橋光成投手が2日、敵地で行われたソフトバンク戦に先発し、8回2失点と試合を作り、開幕2連勝。自身の対ソフトバンク戦における連勝も「7」に伸ばした。
髙橋は2回に二死ながら一、二塁に走者を背負う展開も、松田宣浩から空振り三振を奪ってピンチを切り抜けると、3回は三者連続三振、4回、5回も三者凡退とソフトバンク打線を寄せ付けない圧巻のピッチングを披露した。
その髙橋の好投に応えるように、打線はソフトバンクの先発・石川柊太から3回に中村剛也の3ランを含む4連打で4点を奪うと、5回にも二死から2点を奪って右腕を援護。髙橋は6回に2者連続四球からピンチを迎え、グラシアルに2点適時二塁打を許したが、最後は中村晃を三ゴロに抑えて追加点を許さなかった。
すると7回、さらには前回登板では投げきれずに降板した8回をしっかりと投げきって降板。連戦の頭で自身の役割を果たし、チームに大きな白星をもたらした。
この髙橋の投球について、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の池田親興さんは「ペース配分は難しいけれど、6回に2点を取られた後に7回、8回と投げたことが力のついている部分」と評価した。
さらに「点を取られても粘って最小失点に抑えて試合を作れた。投げようと思えば9回も投げられたと思う。点差もあって8回で終わったけれど、完投に等しいようなピッチングだった」と続け、エースの役割を全うした右腕に賛辞を送った。
これで髙橋は、対ソフトバンク戦は2年越しの7連勝。2試合続けてクオリティースタートをクリアするなど、成長著しい右腕の快投はどこまで続くのか、次回の登板も楽しみだ。
▼ 今季の髙橋光成投手
3月26日 対オリックス:7回1/3(102球)3失点<被安打7・奪三振3・与四球0>
4月2日 対ソフトバンク:8回(110球)2失点<被安打4・奪三振8・与四球2>
−−−−
今季成績:2登板2勝0敗(15回1/3)防御率2.93
▼ 対ソフトバンク戦成績
<2019年>
5月14日:勝
5月22日:勝
7月 8日:−
7月31日:−
8月17日:勝
8月31日:勝
<2020年>
6月23日:勝
10月 8日:勝
11月 9日:−
<2021年>
4月 2日:勝