6回に痛恨の同点2ラン被弾、今季初勝利はお預け
マリナーズの菊池雄星投手(29)が現地時間2日(日本時間3日)、本拠地Tモバイル・パークでの開幕2戦目・ジャイアンツ戦に先発登板。同点の場面で降板し今季初勝利とはならなかったが、力感のない新フォームで6回10奪三振3失点の好投を披露した。
右足をゆっくり上げる新フォームで、2回までに4つの三振を奪った左腕。味方に先制してもらった直後の3回、先頭の7番・ポージーに同点の中越えソロを浴びたが、後続を3人で斬り序盤3回を1安打1失点で終えた。
再び2点を勝ち越してもらった4回は、一死から安打と四球でピンチを招くも5番・ラフをスライダーで空振り三振に仕留めたあと、続くフローレスは中飛斬り。5回は二死から安打を許したが、最後は1番・スレーターを力強い真っ直ぐで空振り三振に仕留め勝利投手の権利を得た。
しかし2点リードで迎えた6回、一死から3番・ソラノに中前打を許すと、続くロンゴリアに痛恨の右越え2ラン。逆球になった真っ直ぐを捉えられ3-3の同点に追いつかれた。それでも、最後はポージーに追い込んでからのチェンジアップを振らせメジャー移籍後自己最多タイの10奪三振に到達。左腕は6回89球、2本塁打含む6安打3失点、10奪三振1四球の内容で降板した。
今季初勝利はお預けとなったが、力感のない新フォームで試合を作りクオリティ・スタート(6回以上、自責点3以下)を達成。メジャー3年目の飛躍を予感させる今季初登板だった。