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「バットの出がすごく良い」…山賊打線の新星候補!西武・呉念庭の打撃を解説陣も絶賛

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緊急昇格後、良いはたらきを見せている西武・呉念庭 (C) Kyodo News

台湾出身の6年目内野手が大暴れ!


 西武が引き分けを挟んで4連勝。主砲の山川穂高やベテラン・栗山巧をケガで欠くピンチの中、敵地で日本一4連覇中の王者・ソフトバンクから連勝を挙げた。

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 カード勝ち越しの立役者は、負傷の主砲に代わって緊急昇格して以降、一塁でスタメン出場を続ける呉念庭だ。




 台湾出身の27歳、右投げ左打ちの内野手。岡山県の共生高から第一工業大を経て、2015年のドラフト7位で西武に入団してから今年で6年目。昨季はキャリア最多の51試合に出場したが、どちらかと言えば内野の全ポジションをこなしているように、困った時の“ユーティリティー”としての起用がメインだった。

 今季のオープン戦は出場なし。それでも、一軍昇格に向けてファームでは連日の猛アピール。イースタン・リーグでは8試合の出場で打率.370と打ちまくり、昇格の機会をうかがっていたところ、思わぬ形でチャンスが転がり込んでくる。

 不動の4番・山川穂高が3月30日の日本ハム戦で負傷。試合を途中で退くと、翌日には登録抹消に。そこで声がかかったのが、ファームで一塁を守りながらバットでアピールを見せていた呉だった。



 31日、一軍昇格即スタメン出場した試合で、日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海から嬉しいプロ初アーチ。いきなり好調ぶりを見せつけると、1日空いて迎えた4月2日のソフトバンク戦でも適時打を放ち、2試合連続の打点をマーク。そして、その勢いは3日の試合でも留まるところを知らない。

 初回、1点を先制した直後の一死満塁で迎えた第1打席。前を打つ外崎修汰が死球で負傷交代となり、その治療などもあって大きく間が空いての打席。緊張感が高まった状態のなか、相手先発・高橋礼が投じた3球目、高めに浮いてきた速球を振り抜くと、打球はやや詰まりながらもセンターの前へ。この間に二者が還り、貴重な追加点となる2点適時打。これで連続試合打点を3に伸ばす。

 つづく3回、一死二・三塁の場面はストレートの四球。打ち気を抑えてしっかりと出塁すると、迎えた5回の第3打席。またも前を打つ山野辺翔が死球で出塁。呉の打席中に山野辺は盗塁で二塁に進んだが、その間に追い込まれてカウントは1ボール・2ストライク。カウントは悪くなったが、今度はやや低めのボールをまたもセンター前へ。山野辺が快足飛ばして本塁を陥れ、この日2本目となる適時打。貴重な追加点を叩き出す。

 そして、極めつけは7回。無死一・二塁から山野辺が犠打で送り、一死二・三塁となって左腕の川原弘之との対戦。初球を見送って1ストライクから、2球目を逆らわずに左中間へ弾き返すと、これがフェンスまで到達する適時二塁打。この間に二者が還り、これでこの日は3安打・5打点。まさに主砲に代わるような大暴れを見せ、チームに勝利をもたらした。


 この呉の活躍ぶりについて、3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の平松政次氏は、「バットの出がすごく良い」と絶賛。同じく解説の立浪和義氏も、「ボールを呼び込むタイミングも良くて、すごく柔らかい。前さばきが良いバッターですね」と語り、「90度にフェアゾーンを使って、いろいろな方向にヒットが打てる打者じゃないかなと思います」と長所を解説する。

 一方、山川と栗山に加え、この試合でも外崎が負傷。骨折で戦線離脱が決まったことについて、平松氏は「ケガ人は出ると続々と出るんだよね…」としながらも、「山川が欠けたら呉念庭が出てきたように、誰かが出てくるのがプロ野球。これもチャンスですからね」と、チームのピンチをチャンスに変える新星の登場に期待。呉念庭に続く救世主候補は出てくるのか、今後の注目ポイントになりそうだ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』
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