● 楽天 0 - 4 オリックス ○
<3回戦・楽天生命パーク>
オリックスは連敗を2でストップ。先発した高卒2年目の宮城大弥投手(19)が、8回2安打無失点の快投で開幕2連勝をマークした。
ともに新人王候補に挙がる、楽天先発のドラフト1位・早川とのマッチアップとなった敵地戦。宮城は小雨が降り続ける難しいコンディションの中、立ち上がりからテンポ良くストライクを投げ込んだ。2点リードの4回は2四球と安打で二死満塁としたものの、7番・横尾を二ゴロに退けピンチ脱出。5回以降は二塁・太田の好プレーにも助けられるなど、4イニング連続の3者凡退をマークした。
左腕は緩いカーブを効果的に使いながら、4回途中から13打者連続アウトを記録。8回104球、2安打無失点、5奪三振2四球の快投で2勝目を手にし、ヒーローインタビューで「2回以降、自分のピッチングができました。足場の悪い中、しっかり踏ん張れた。いい経験ができました」と振り返った。
打線は3回、3番・吉田正の右越え2号2ランで先制。6回は5番・モヤの中前2点適時打で4-0とリードを広げた。4点リードの9回は、新守護神・漆原がピンチを招きながらも無失点。完封リレーで連敗を止めた。