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ロッテ、チームスローガンを体現した攻撃が光る

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4月2日、6回ロッテ1死三塁、藤原の左飛でタッチアップした田村がヘッドスライディングで生還。捕手宇佐見(C) Kyodo News
 「この1点を、つかみ取る。」

 ロッテは開幕5連敗とスタートダッシュには失敗してしまったが、今季初勝利を挙げた4月1日の楽天戦から打線も爆発し、それに合わせて「この1点を、つかみ取る」というチームスローガンを体現したプレーが増えてきている。

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 2月の練習試合、オープン戦から1つ先の塁を狙う走塁を見せてきたが、開幕5連敗中はなかなか出塁することができず、“足”を使った攻撃、1つ先の塁を狙う走塁を見せることができずにいた。

 4月1日の楽天戦では9-3の2回二死二塁から菅原が投じたボールを捕手の下妻が見失い、バックネット方向に転々としている間に二塁走者の菅野剛士が一気にホームイン。同日の楽天戦では10-3の3回無死満塁から中村がライトへ犠牲フライを放つと、三塁走者に続き二塁走者の荻野貴司がタッチアップし、安田尚憲の2点適時二塁打で生還した。さらに適時打を放った安田も3回一死二、三塁からレアードのセンターへの犠飛で、二塁から三塁にタッチアップした。15-4と点差が広がっても6回に先頭の鳥谷敬が二塁打で出塁すると、続く田村龍弘が二ゴロで二塁走者の代走・三木を三塁に進め、藤原恭大の二ゴロの間に三木が16点目のホームを踏んだ。

 翌2日の日本ハム戦も16得点を挙げる猛攻を見せたが、この日も「この1点を、つかみ取る」を体現するような攻撃を見せた。7-0の6回は一死一塁から田村がライトへタイムリー二塁打を放つと、打者走者の田村は送球間に三塁へ陥れる。続く藤原がきっちりとレフトへの犠牲フライで得点を奪った。11-0となった7回は簡単に二死となったが、守備から途中出場していた藤岡裕大がレフトへ二塁打を放ち、田村がセンター前へタイムリー。12-0の8回は無死一、二塁から中村の右中間へのヒットで二塁走者の岡が生還し、一塁走者の和田が三塁へ進塁した。その和田は、安田の二ゴロの間に14点目のホームを踏んだ。さらに14-4の9回は、一死二、三塁から岡がセンター前に放った当たりで三塁走者の藤岡に続き二塁走者の藤原も俊足を飛ばして、一気にホームイン。点差が開いても畳み掛ける攻撃に、1つでも先の塁を狙う走塁で、ファイターズにプレッシャーを与え続けた。

 こういった姿勢が3日の日本ハム戦でも活きた。1-2の7回は簡単に二死となったが鳥谷、田村の連続四球で一、二塁とすると、藤原がレフトへ安打を放つ。レフト・谷口が打球をノーバウンドで捕球しにいこうとスライディングキャッチを試みるも打球を弾き、その間に一塁走者の田村も一気に生還。打った藤原も二塁へ進塁した。さらに荻野の死球、マーティンの四球で満塁と好機が広がり、開幕から打撃好調の3番・中村奨吾が右中間を破る走者一掃の3点適時二塁打を放った。

 開幕のスタートには躓いてしまったが、初勝利後は徐々にマリーンズらしい攻撃を見せている。こういった攻撃を開幕直後に対戦した石川柊太、高橋礼、和田毅、岸孝之、則本昂大といった“エース級”を相手に、できるかどうかが勝ち星、得点力を増やしていくためにもカギとなってくる。6日からの1週間ではオリックスの田嶋大樹、山本由伸、西武の高橋光成といったエース級との対戦が予想される。好投手たちに対しても、「この1点を、つかみ取る。」ような攻撃を展開することができれば、自ずと順位は上がっていくだろう。

文=岩下雄太
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